iPhone(iPod touch)のBluetooth機能を使ってMacをオートロックすることができるという一風変わったユーティリティー「Airlock」がリリースされました。価格は7.77ドルで無料で試用可能。
このAirlockは、iPhone側にアプリをインストールする必要は無く、Wi-Fiで接続する必要も無いので、出先等でも使用することができます。とはいえ、Macが物理的に盗難される心配は無い状況で、作業中の画面を他の人に見られたくたい、けれどスリープにするのが面倒という非常にまれな環境でのみ100%力を発揮することができるニッチなユーティリティーですので、これを実用できる人はそう多くないでしょう。
Airlockを使ってみる
まず、Airlockをダウンロードして解答・マウント。
Airlock.prefPaneファイルをダブルクリックしてインストールします。
インストールが完了すると、システム環境設定画面にAirlockの項目が現れます。
次に、iPhoneを検出します。
Select iPhone をクリックしてください。
iPhoneの 設定 > 一般 > Bluetooth からBluetoothをONにします。
しばらく時間を置いてから、iPhoneの検出を始めます。
なかなか検出できない場合はもうしばらく待つか、iPhoneのBluetoothをON/OFFしてみたりすると良いようです。
Airlockの設定画面。
Actionsでは、iPhoneが範囲外に出た時と入った時に起こすアクションを設定できます。
Advancedでは、iPhoneを検出する間隔を細かく設定することができます。
左のセンサーはiPhoneの位置と範囲を示します。
右のスライダーは範囲の広さを設定できます。
iPhoneからBluetoothの信号が消えるか、信号が範囲から出た場合。
右のランプが赤色になり、ロックスクリーンが始まります。
このロックを解くには、Macのユーザーパスワードを入力するか、iPhoneを範囲内に入れる必要が有ります。
使った感想
iPhoneのBluetoothを有効活用できる場面は少ないので、そういう意味でもなかなか面白いアプリです。
ただ、範囲を一番小さくしても、Macから5m以上離れないと範囲から出ないのはちょっと不安かも。トイレ等に行っている間、本当にロックがかかっているのか?もしかしたら作動していないんじゃ?と不安になってしまう人には、そもそも向いていないのかもしれません。検出のレスポンスを上げるとバッテリーを消費するので、コンセント接続状態必須です。そうすると、ますますニッチになってしまってあまり実用にはならないかも。
実用性ならRedHand?
Airlock微妙かも・・・というわけでtuawの記事で紹介されていた「RedHand」というスクリーンロックアプリを使ってみました。(もはやiPhoneは全く関係無い・・・)こちらも有料ですが、価格は1.49ユーロ(約200円)と激安ですし、同じシチュエーションで実用するならこちらの方が良さそうです。
設定画面でパスワードを設定。
Start on loginにチェックして起動時に自動で立ち上がるようにしておく。
席を離れるときには、メニューバーのアイコンから「Lock Computer」を選ぶだけでスクリーンロックになります。解除するには設定したパスワードを入力。
これなら、スクリーンロックを確認してから席を離れることが出来るので、あまり不安は感じないです。Redhandいいかも。やや途中で脱線してしまいましたが、結果オーライです。