ノートPCとしても使えるWindowsタブレット「Microsoft Surface Pro 3」をiFixitが分解したところ、いきなり破壊しちゃったというお話。
いつものようにレポートの為の分解を行っていたiFixitですが、分解の第一歩となる液晶ディスプレイを取り外す作業で、液晶保護ガラスを割ってしまうというハプニングが発生しました。これは、液晶ディスプレイと本体とが強力な接着剤で貼り付けられていた事と、液晶ディスプレイがSurface 2よりもさらに薄い物だった事が原因。
その後の分解作業でも、ハンダ付けこそされていないもの、至る所に強力な接着剤や粘着テープの類が使用されており、かなり慎重に取り外さないとパーツを壊してしまう恐れがあることから、分解するのはかなりリスキーなようです。
当然、iFixitによる総評では、分解・修理のし易さで10段階中1と最低得点をマーク。
熟練したiFixitのスタッフですら破壊してしまうような構造のデバイスを、素人が破壊せずに分解するのはほぼ不可能と考えて良いでしょう。そうなると、バッテリーを交換するだけでも、新品のバッテリーとディスプレイのアセンブリーが必ず必要となることから、実質、数年で(バッテリーが劣化したら)使い捨てるデバイスだということになります。
メーカー保証期間が過ぎたら、ちょっと取り扱いに注意した方がいいかもしれませんね。