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HOME > 和書 > 無限論の教室 (講談社現代新書)

無限論の教室 (講談社現代新書)

無限論の教室 (講談社現代新書)
Array/ 講談社
おすすめ度:
ランキング:104618
価格:¥ 756
発売日:1998-09
通常24時間以内に発送


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無限論の教室 (講談社現代新書)

ユーザーによるレビュー

竹田せいじ  (2008-07-20)

アキレスと亀のパラドクスなら、竹田せいじがすでに分かりやすく説明されている。

映画化希望!  (2008-02-19)

世の中には
「今の数学の正統である実無限を否定し、
 可能無限なる反体制的思想を説くなどケシカラン」
とか
「タジマ先生がなにかというと愚劣というのがムカつく!」
とか
「タカムラさんが萌えキャラじゃない!(w」
とかいろいろご意見をいうひとが多々いるようだが、
この本は、そもそもいろいろな意味で非常識というか
常識の背後に回りこんでヒザカックンをかますところが面白い
(とかくとなんかフザケているように聞こえるが、
 そうではなくてあくまでマジメである)ので、
本気でムカつかれても困るだろう。
個人的には、ぜひ映画化してほしい。
冗談ではない。マジメである。

野矢茂樹のファンになりました  (2008-02-12)

何となく見たNHKの爆笑学問に野矢先生が出ていて、芸人と言うかマスコミに
媚を売らない姿勢や正直な物言いにとても共感し、いつのまにか野矢先生の
ファンになりました。
(マスコミは弱者の顔をした権力を言われます)

野矢先生の本が無性に読みたくなって、何気なく手に取ったのがこの本です。
「無限論」と聞いただけで、殆どの人がある種のとっつき難さを感じるのでは
ないでしょうか。しかし、この本は最初の方で思わず吹き出してしまいまいした。
いるいる、タジマ先生のような押し付けがましい先生。そのタジマ先生に反感を
感じつつも食い下がろうとするひねた感じの学生。野矢先生が自分を投影して
いるのでしょう。二人のやりとりで「無限」の謎解きが軽快に進んでいきます。
そんな所にも野矢先生の「権威への反感」を感じますが、それは野矢先生を直接
TVで見たから感じることなのでしょう。爆笑学問を見て良かったと思った唯一
の例です。でも、権威に反感を感じつつ、東大の教授におさまっている訳ですから
只者ではありませんね。自己矛盾かもしれませんが。

さておき、肝心の無限論については、最初から最後まで抵抗感なく追えるのですが
知れば知る程疑問が出てくる分野です。
所詮、論理学と言うか数学の証明は、議論のスタート地点を「〜主義」と称して
選択し、そこから論理ステップを展開し、出てくる結論を無条件に受け入れなさい
となる。それが感覚的にとても受け入れ難い結論であっても。

そのあたりの事情を良く踏まえて、押し付けがましさはタジマ先生に任せてしまった
のでしょう。このあたりの計算が見事です。野矢先生はあなたの味方です。

ヨーカンの切り口をいくら集めてもヨーカンにはならない  (2007-05-30)

ウィトゲンシュタインの『論理哲学論考』の訳者解説で知って以来、
野矢氏の著作のファンで、ときどき思い出したように読んでいる。

本書のテーマは「無限論」。
高校の数学で無限級数を習ったくらいで、
「無限」がこんなに奥が深いものだとは、この本を読むまで知らなかった。

ゼノンのアキレスと亀のパラドックスはよく知られているが、
無限級数が発見されて、ゼノンのパラドックスは解けた、と聞いていた。
しかし、野矢氏は冒頭からこれをひっくり返す。

 アキレスは亀に1/2,1/2+1/4,1/2+1/4+1/8,と少しずつ追いついていく。
 しかし、アキレスが亀に追いついたその瞬間、最後に足した数はなんだったのだろう?
 無限に足せば1になる、ということと、
 無限の作業が終わる、ということは全く別である。
 無限級数はけっしてゼノンのパラドックスを説明しない。

なかなか刺激的である。
ボクとタカムラさんとタジマ先生の「架空の講義」という形式をとっているので、
説明が一方的にならず、行きつ戻りつしながら進む。
『哲学の謎』でも同様の対話形式がとられたが、
この方法が難解な話の理解を助けるのに役立っている、と思う。

筆者は無限論についてはまったく初めて読んだので、
この本に書いてあること自体の善し悪しはわからないし、
これで無限論が理解できたとも全く思わない。
しかし知的な好奇心を存分に刺激してくれる、という意味では、
大変に面白い本であった。
☆5のうえに10があるなら、☆10をつけたい。

タカムラさんには別のゼミで会えばいいじゃん  (2007-04-19)

「読み進めてもらうための形式」そのものがあんまり好きになれなかった。
なんでもかんでも愚劣ですませるタジマ先生がうっとおしいし、
タカムラさんも「ぼく」もそれほど魅力的に感じられなかった。
別にタカムラさんにこの講義でしか逢えないわけでもないだろうに…

というわけで読み物的興味は早々に失ったので、あとは僅かな学問的興味のままにパラパラとめくっただけで、
よくわかんない。可能無限についても嫌いなタジマ先生の論ということで感覚的に拒絶。
こんな人はレビュー書いちゃいけないのかもしれないが、
私の哲学嫌いのきっかけになった本でもあるので、愚劣代表として偽らざる本音を述べてみた。

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