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HOME > 和書 > 「普通がいい」という病~「自分を取りもどす」10講 (講談社現代新書)

「普通がいい」という病~「自分を取りもどす」10講 (講談社現代新書)

「普通がいい」という病~「自分を取りもどす」10講 (講談社現代新書)
Array/ 講談社
おすすめ度:
ランキング:24844
価格:¥ 777
発売日:2006-10-21
通常24時間以内に発送


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「普通がいい」という病~「自分を取りもどす」10講 (講談社現代新書)

ユーザーによるレビュー

蓋をしてまっている本当の自分に気付くための指南書  (2008-03-25)

筆者が思いつくままに章を区切って話を進めていく本が多い中で、「講義のように・・・」と著者が言うとおり、わかりやすい表現で難しい「頭と心の関係」を紐解きながら、終始一貫した信念のもとに話が進む。とてもまとまっていて分かりやすい本である。心療内科〜精神科領域の病態もいくつか例として取り上げられ、そこに至るまでの頭と心の関係の経緯と著者の具体的な関わり方の例が述べられている。
 悲しいことに精神科や心療内科の医師には著者のような素晴らしい医師もいれば、「1に薬、2に漢方、3,4がなくて5にカウンセラー」という自らが関わることを忘れてしまった医師さえいるのだ。恐らく、後者のような医師にあたった人はぐっと我慢して通院を続けるか、次々に病院を変えるのだろうと想像する。そのような方は、この本を読み、自らが自らに働きかけるほうがよほど苦しさから解放されるのではないかと考える。
 この本を読むと自分が蓋をしてきた本当の自分を見つける作業をするようになるだろう。そしてそれをみつけたとき、著者がいう螺旋の旅路を進み続け、最後にはしがらみから解放されるのだと思う。

心について目を開くための、すばらしい良書  (2008-02-23)

これは良書である。今まで様々な心理学や精神分析学、カウンセリングの本を読んできたが、これほど一般の人たちのためになる、わかりやすい本は無かった。著者が言うのは、自分独自の個性的なあり方を大切にしていい、ということである。しかも、それをどう日常生活の中で実践してゆけばよいのかという具体的なアドバイスも的確である。その説明に著者はイメージ図を用いているのだが、それがまた洞見に満ちたもので、感服した次第。森有正やフロイト、フロム、十牛図など先賢の言葉の引用も見事で、著者は文学、哲学、宗教の分野にも並々ならぬ教養があることがわかる。

アランも自己の彫りを深めることの大切さを繰り返し説いている。他人におもねることなく、自分の特質を信じて伸ばすことが大事なのである。右顧左眄し、自分の本音さえ何かがわからないような生活を送りがちな日本人にとって、この本は必読の一冊といって過言ではない。

自分の心が本当は何を欲しているかを考えさせられる本  (2007-11-17)

本書では人間には頭(理性)と心(感情、欲求、直感)と体の三つがあるが、現在の我々はとかく頭が心と体に対して強権的で独裁体制を築いてしまっており、それに心と体が耐えられなくなると、ストライキや暴動を起こしたりする。それが心の病であると論じている。例えば私の場合、挨拶が苦手である。頭では挨拶は人間関係の基本であり、大事なことだという道徳に縛られているが、心と体はなぜか拒絶反応を起こしているのだろう。つまり社会的には正しいとされている道徳や規範でも、自分にとってはなぜか嫌なこと、出来ないことは真の自分の心に反することなのだろうと思う。
社会との摩擦を避けるための処世術は必要であろうが、自分の心が本当は何を欲しているのかを考えさせられる本である。

すてきな本です  (2007-08-31)

このすてきな本との出会いは、友人達に「この本を読むことをすすめる」だけでは満足させず、
不特定多数の人々にアプローチできる「レビューを書く」という行為を、人生で初めてさせるまでに至った。
既出の本の内容をなぞったような、無意味に厚ぼったいだけの本と違い、
人間の生き方を根本から見つめなおさせる濃い内容となっている。
しかも決して難解な文章などではなく、冒頭から最後まで、飽きることなく読者をひきつけ続ける。
本文中には詩や聖書、対話や哲学者の言葉から、仏教、禅問答など、あらゆるジャンルからの引用があるが、
著者のチョイスと、解釈に、そのセンスの良さが感じられた。
どこかの病院の患者となってる人はもちろん、人生においてちょっぴり迷子になった人、
または大きな決断をしようとしている人でも、どなたでにでも参考になると信じています。
この本を「すてきな本」と形容しましたが、それ以上の賛辞をこめられる、適当な言葉が他に思いつかなかったからです。
まちがいなく人生を自分らしい方向に変える1冊となるでしょう。

素晴らしい本です!!!!!  (2007-08-11)

この本は非常におすすめです。
 今回私のうつ病が良くなるための、最大のヒントをくれました。

この本の優れた点は、 うつ病をはじめ、あらゆる精神疾患、 ひいては身体を含めた人間というものの真の全体像(さらに発展して、自然、世界、宗教的領域等々)を、きわめて分かりやすく解説してくれているという点です。

 私は今まで色々とうつ関係の本を読んできたんですが、頭が悪いので専門的な本を読んでもさっぱり意味が分かりませんでした。この本は、勉強が苦手な人でも読書嫌いな人でも漢字が苦手な人でも、全く問題ありません。それくらい文章としては簡単です。
 さらに親切なことに、この本には、各テーマの主張を図解してくれています。これは理解を容易にするという意味で、非常大きなポイントであり、画期的なアプローチです。
 そのうえ、この本は読み物としても一級品です。読んでいて退屈することはあまりないのではないかと思います。なぜなら、詩や小説の一部分、歌舞伎役者のインタビュー等、ありとあらゆる「面白い読み物」の引用が多用されているからです。そして、その引用は、言いたいことを表現するために難しい論理を展開するのと同じ機能(難しい理論を避け、誰にでも分かりやすく説明するため)を果たしています。このアプローチもやはり画期的だと思います。
 以上のような斬新なアプローチが可能なのは、

この筆者が人間として本当に素晴らしいお方であり、精神科医として超一流だからです。

 しかし、文章として内容が理解できたとしても、それが自分の心に響く(身になる)かどうかは人それぞれです。私も2回読んだだけでは、文章としては簡単に理解できるけど、なんかよくわからないなぁという気持ちでした。でも、自分にとって本当に必要な状態に陥ったときには、この本の内容が心に響き、自分の身になったと感じることができます。なぜなら、 この本に書いてあることは、

普遍的真実

だから です。この本のどの部分が心に響くかは、人によって違います。私も全てが心に響き、身になったわけではありません。目次等を読んで、そのうちのどれかに、ほんのちょっとでも興味をそそられた方は、ご購入を検討なさってはいかがでしょうか。

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