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方丈記 (講談社学術文庫 459)
Array/ 講談社
おすすめ度:
ランキング:69902
価格:¥ 1,050
発売日:1980-02
通常2〜4週間以内に発送
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ユーザーによるレビュー
人と栖の無常
(2006-12-19)
「安元の大火」「治承の辻風」「福原の遷都」「養和の飢饉」「元歴の地震」といった具体的な自然災害・人的災害を例に挙げ、その状況を詳しく記述することにより、「人と栖の無常」を説き、そうした「無常観」から生ずる「心の悩み」から逃れるための方法を模索する長明は、出家・遁世して日野山(京都)の奥に方丈(4畳半)の庵を「結ぶ」。そこで自分自身を見つめることにより、心の問題として「人と栖の無常」を超越したかのように思うが、そうした超越は日野山という場所と方丈の庵という仮の住まいによって成り立つとし、最終的には草庵生活、さらに自己を否定するに至る。物理的状況の助けが無ければ精神的安定を得ることのできない自分の未熟さを戒める厳しさで締められる。
原文に加えて、現代語訳・注釈・解説が非常にしっかりしており、初心者でもじっくりと方丈記の世界を堪能することができる。
古典を読む、地道に読む、自力で読む。
(2003-10-11)
岩波文庫の黄色帯を敬遠する人にお薦め。
岩波の語句注釈はおおざっぱ過ぎるし、内容の解説は研究者向けだし、なにより現代語訳もない。
この講談社学術文庫は、適度に丁寧な語句注釈と決して低俗には堕さない一般者向けの解説、そしてなにより良質な現代語訳がある。
自力で『方丈記』を読破するにはこの講談社版はベストである。
