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HOME > 和書 > さようなら、ギャングたち (講談社文芸文庫)

さようなら、ギャングたち (講談社文芸文庫)

さようなら、ギャングたち (講談社文芸文庫)
Array/ 講談社
おすすめ度:
ランキング:63301
価格:¥ 1,260
発売日:1997-04
通常24時間以内に発送


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さようなら、ギャングたち (講談社文芸文庫)

ユーザーによるレビュー

何かわからないけど、美しい  (2008-11-29)

個人的には小説を読むきっかけになった本。
小説なんて予定調和的で保守的でつまらないという思い込みが、この本によって完全に変わった。無意味に思える言葉の繋がりが、詩的で美しい世界をブリキの玩具のようにぎこちなく動かしている。言葉を超える世界を言葉で創った作品。ベリーナイス。

わかりませんでした(汗)  (2008-06-01)

仕事を始め、時間に追われながら読書をする身となった今…このブンガクは理解を超えていました。。他のレビュアーの方々が言っているように、何度も何度もかんで含めるように味わえば良さも分かるかもしれないが。私は、この手のエンターテインメントは必要としておりません。もっと若い頃に読めば良かったんだろう。

いちばん良かったのは、「詩の教室」で「おしのギャング」に、「詩」(言葉)を振るしぼらせるところ。一人の人間の中に詰まっている「言葉」なんて、存外こんなものなのかもしれない、と思って。

あたたかな息づかい  (2008-04-14)

ここに描かれるそれぞれの物語が有機的につながっている感はない。
むしろ、それぞれがそれぞれに突き放されている。
しかし、そこに「冷たさ」はない。
高橋源一郎が編む言葉の一つ一つが、彼の息づかいのようであり、また、登場人物が相手につける新たな「名前」であるかのように思える。
「いとおしさ」のようでもある。

ただ、僕は、この小説について、これ以上何かを分かったようなことを言う自信がない。
それは、この小説に超現実な世界が描かれているからではない。
作者が「完全犯罪」を行っているのではないか、という一片の疑いがあるからでもない。

理由すらも分からないのだ。

誰か僕に朗読してください。  (2008-03-15)

学生だった僕はこの本のストーリーを理解するために何回か読み返しました。
何度読み返しても、難解としか思えなかったのですが、15年ぶりに気負うことなく”ギャングたち”の最後のシーンを読んで、ただ、切なく美しいと感じました。
この本を誰か僕に大きな声で読み聞かせてくれないかなぁ、と思います。

「マーブル・チョコレート」が聞きたくて。  (2007-09-29)

10代の頃、はじめてこの本を読んだとき、
全然理解できず、何を感じることもできませんでした。
ふざけて書かれただけの作品だとしか、思うことができませんでした。

30歳を過ぎて、もう一度この本を読んだとき、
胸が締めつけられました。それまでになかったような、やり方で。

以来、当たりはずれが多いといわれるタカハシさんの作品群の、
どれをとっても安心して(?)読めるようになりました。
「コーヒーとサンドイッチ」以外の言葉を発しようと額に汗を浮かべ、
「まっ白。まっ白。まっ白。」の中から言葉を絞り出そうとする
「おしのギャング」を見守るような気持ちで。
いつか力強く、みずみずしく発せられる、
「マーブル・チョコレート」が聞きたくて。

遅まきながら気づきました。
名作です。

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