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HOME > 和書 > 世界覇権国アメリカを動かす政治家と知識人たち (講談社プラスアルファ文庫)

世界覇権国アメリカを動かす政治家と知識人たち (講談社プラスアルファ文庫)

世界覇権国アメリカを動かす政治家と知識人たち (講談社プラスアルファ文庫)
Array/ 講談社
おすすめ度:
ランキング:12860
価格:¥ 1,050
発売日:1999-03
通常24時間以内に発送


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世界覇権国アメリカを動かす政治家と知識人たち (講談社プラスアルファ文庫)

ユーザーによるレビュー

3年前からアメリカの次期大統領はオバマだと公言していた副島さんは、やはり只者ではない。  (2009-01-07)

本書では、1980年代を中心にに活躍した全米の100人以上の知識人を右か左かなどのイデオロギーによって系統的に紹介してくれています。アメリカは日本と違い政治思想が百花繚乱状態ですので、日本人の感覚や学者の感覚で向うの保守、革新を捉えようとすると大抵失敗します。本書はおおまかな見取り図を描いてくれるおかげで非常に理解は早まります。政治家、学者、思想家をきっちりとそのバックボーンも含めて描いてあります。巻末には人名による索引もある。また、雑誌やテレビ番組の紹介もある。巻頭にはこれらの知識人の相対関係を示したチャート図まであり、手軽な辞書的な使い方が便利であると思います。

米国を理解する上で必読の書  (2008-10-09)

米国の政治だけでなく、経済を含めその全体の動きを理解するうえで必須の書ではないだろうか。できればもう少し図解を入れてほしいが。当本の改訂版(近年のオバマ等も含め)を望みます!

世界覇権国アメリカを動かす政治家と知識人たち  (2008-06-25)

アメリカの世論を動かす代表的な政治家へ知識人たちを手際よく紹介した本です。
自分にとってことに秀逸だったのは、「4章 『法』をめぐる思想闘争と政治対立の構図」でした。

アメリカの法学界の保守派は大きくは自然法派と自然権派に分かれている。
自然法派は「人間社会には、それを成立させて、人間を人間たらしめている自然のおきてがある」と考える派であるが、本当にそんなものがあるかということについては、この2500年間、少しもはっきりしない。
しかし西洋政治思想史では尊重されてきた考え方で、トマス・アクゥイナスは「この『自然のおきて』を定めるのは、やはり神である」と説明し直してヨーロッパ思想の本流となった(p.193)。

とか、

自然権派は自然のおきてがあることは認めながらも、人間は生まれながら何人も奪うことのできない権利を持っており、それは自然のおきてよりも優先されるのだ、という主張をする派である。
イギリスの思想家ジョン・ロックが「市民政府論」で主張した考え方だが、その岩波文庫版は後半の第二論文のみであって前半部はいまだに翻訳さえ完了していない。
つまり日本に「自然権」の思想は、まだキチンとは上陸していないため、日本人にはほとんど理解されていないのだ。

等、斬新な指摘が400ページにわたっていっぱいです。
これを読むと日本人の論理的な思考力の思想の弱さに恥ずかしくなります。
快著でした。知識人の香りを楽しみたいなら必読!!

80年代の米国の知識人を系統的に網羅したユニークな本。しかし間違い多し。  (2007-12-02)

良いところ
1980年代に活躍した全米の100人以上の知識人を右か左かなどのイデオロギーによって系統的に紹介。巻末には人名による索引もある。また、雑誌やテレビ番組の紹介もある。文庫本なので安い。巻頭にはこれらの知識人の相対関係を示したチャート図まである。

悪いところ
間違いが極めて多い。しかも小さな間違いでなく、信じられないような根本的な間違いが多い。すべてを指摘する余裕はないが例えば1ページ目を例にとるとジャックケンプの紹介で、「74年のある日ワシントンで、経済学者のジュードワニスキーとアーサーラッファーと三人でいっしょにレストランで食事をしながら雑談していた。この時、アーサーラッファーがテーブルの紙ナプキンに、「税率が下がれば生産が上がって、税収がふえるんだよ」という図を描いた。これが後に、ラッファーカーブと呼ばれるようになった減税優先経済学の関数式である。」とあるが、この有名なナプキン事件はジャックケンプでなくディックチェイニーと起こった話である。ジュードワニスキーは経済学者でなく、経済学には素人の新聞記者である(この点は重要)。ケンプとワニスキーがあったのは76年であり、ラッファーはその場にはいなかったのでこの話は成立しえない。またラッファーカーブは関数式などではない。サプライサイド経済学は非常にうさんくさいペテン話レベルの経済学だが24ページ目にはアメリカが誇った本物のサイエンスだったとか書いてある(この点は本物の経済学者のポールクルグマンによる本を読むとわかる)、などなど。

私はたまたま経済学を習っていたのでこれがわかるが、あなたが軍事や国際政治に詳しかったら、もっと多くの間違いが見つけられると思う。

チャート式 米国思想家  (2007-05-25)

米国では「政治思想」は生きている。現実に政財界を動かし、時に大きな変革に導く。米国が初めから「理念の国」だからだ。一方、日本では政治思想は大学のみに棲息する多分に非現実的な不人気学問である。日本国の成立が理念とは無縁だったからだろう。とくに60年代以降、我が国の政治思想家の影響力は無くなった。したがって、アメリカ帝国の一属州でもある日本は、本書で紹介されている思想家達の思想の栄枯盛衰の波をもろに被ることになった。
とっつきやすいのが本書の長所だ。総花的で深みには欠けるが、大多数の日本人にとってリバータリアンという言葉さえ初耳だろう。
80年代の日米貿易摩擦は米国では明確に貿易「戦争」と認識されていたようだ。これは「軍事的に完全に支配被支配の関係にある国家間の経済戦争」であり、初めから勝負は見えていた。例外時=戦時など、において国家意志を決定する主権者は「実力」を持つものである。で、日本の主権者である米国人にしたい放題にされている。その際、基本戦略を策定するのが本書で紹介されている思想家(の中の勝者)なのである。

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