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HOME > 和書 > 高校数学でわかる半導体の原理 (ブルーバックス)

高校数学でわかる半導体の原理 (ブルーバックス)

高校数学でわかる半導体の原理 (ブルーバックス)
Array/ 講談社
おすすめ度:
ランキング:9420
価格:¥ 987
発売日:2007-03-21
通常24時間以内に発送


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高校数学でわかる半導体の原理 (ブルーバックス)

ユーザーによるレビュー

「高校数学でわかる」シリーズの現時点での頂点  (2009-01-07)

この竹内教授の「高校数学でわかる」シリーズは実に優れている。図が多く解説も丁寧で直感的に大学レベルの物理の初歩をイメージで掴めるし、一部高校数学・物理以上の知識も要するものの、重要な法則のほとんどは数式できちんと導かれている。本書では半導体のキャリアの分布、半導体を伝わる電流に2種類あること、pn接合とショットキー接合の整流作用の仕組み、バイポーラ型を中心にした半導体トランジスタの増幅作用、そして半導体の光デバイスへの応用(発光ダイオード、レーザー等)が半導体中のキャリア(電子又はホール)のふるまいレベルで見事に解説されている。証明を省略している箇所も若干あるが、大学レベルの固体物理の大枠、特にpn接合の仕組みがすっきりと2日ほどの集中的な読書で理解できたのは大きな喜びであった。数式ばかりでなく、半導体デバイスの開発を巡る天才たちの人間臭いドラマも適宜紹介されていて、所々で頭を一休みさせることができるのも好ましい。

ところで、私は昨年11月に出版された、同じ著者による「高校数学でわかるボルツマン原理」を先に読んでいたから、本書もつまずくことなく読めたのだと思う。なぜなら、半導体中のキャリア分布をマクスウェル−ボルツマン分布に近似させて計算しているが、マクスウェル−ボルツマン分布自体は「高校数学でわかるボルツマン原理」で詳しく説かれているからだ。従って、私は、他の「高校数学でわかる」シリーズ等で電磁気学・統計力学・量子力学を十分把握してから、本書をそれらの総合・応用編として読むことを薦める。私のように半導体の動作原理の理解不足のまま大学を卒業してしまう学生がいなくなることを期待したい。そう期待できるほど丁寧で、しかしレベルを落としていない良書中の良書だ。

半導体物理の見通しをよくする一冊  (2008-04-20)

半導体物理は、その高度な数学と解釈の難しさから、中々敷居の高い学問だと思う。したがって、始めの一歩を踏み出すのも一苦労なのではないだろうか?本書はそんな敷居の高い半導体物理に入門するのに、最適な一冊である。
“高校数学でわかる”と謳われているだけあり、そこまで高度な数学は登場しない。とはいえ、微分方程式は登場するのが…。
また、半導体の歴史についても書かれており、読み物としても楽しむことができる。他にも、最近何かと話題な光デバイスについても書かれている。例えば、訴訟で話題を集めた青色発光ダイオードのこと。HD-DVDとBlu-rayを生み出す元になった、青色半導体レーザのこと。
半導体に関わる技術者は、多いかと思う。プロセス技術者から集積回路設計者,製造装置の技術者…etc。本書は、そのすべての人に自信を持ってお勧めできる一冊である。一読あれ!

基礎的で重要なことが解り易く書いてあり素晴らしい本  (2008-01-02)

半導体の基礎的で重要なことが解り易く丁寧に説明してあり、非常に素晴らしい本です。更に、半導体やレーザに関して専門的な本を竹内先生に書いて頂くと非常に助かります。

大学生のときに読んでおきたかった一冊  (2007-09-28)

「大学で勉強したはず」のことをなるべく簡単なことばで説明されています。
確かに、高校数学を使って説明はされていますが、そこには高校物理では
理解しづらいであろう概念が結構あり、”高校生”にわかるかどうかは別の問題です。

私は数学的な展開よりも、むしろあまり勉強する機会がない、半導体や半導体デバイスの
歩んできた歴史のほうがおもしろかったです。
先人がどいうアイデアのもと、どういうプロセスで偉業を成し遂げたかという
ストーリは下手なビジネス書を読むよりもよっぽどためになるかもしれません。

いまさら聞けない基礎知識を勉強できる本  (2007-06-14)

大学院、企業で半導体の勉強を新しく始められる方にとって
恥ずかしくて人になかなか聞けない知識の基礎の基礎が
分かりやすく書かれているので、独学には最適です。

特に、レベルのやや高い本の副読本として読めば、理解は深まると思います。
光半導体の分は他と比べてやや内容が薄いですが、示唆は深いです。

企業に就職して実務経験豊富な技術者の方々からの企業内教育を受けてから思うのですが、
(自分の母校に限定される話かもしれないですが、俯瞰的に推測されることから書きます。)
大学生にトランジスタの用途を教えて無さすぎ、というか、
『スイッチ、増幅?なんの意味があるの、その作用?』
とか思ってる大学生、意外に多いんじゃないんでしょうか?
絶対多いはずです。

あと、状態密度と、フェルミ・ディラック分布の掛け算から
スライム状の電子密度が生まれていることをしっかり理解している
大学生がどれくらいいるでしょうか?

小長井誠氏の『半導体物性』もこれよりレベルの高い本ですが
すさまじく理解の深まるいい本だと思います。
あわせて読むと基礎は固まると思います。
本当の応用にはどのようにたどりつけるのか模索中です。
(上の文章との絡みで誤解があるといけないんで書きますが
私は小長井誠先生のおられる東工大出身ではありません。)

なんにせよ、続編も期待される良本です。

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