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移植病棟24時
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価格:¥ 1,785
発売日:2005-07
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ユーザーによるレビュー
命の現場から!
(2005-10-08)
移植医療に携わる日本人医師のアメリカからの報告です。
まず読んで圧倒されました。一刻一秒を争う生命の危機との戦い、そしてその事に携わるスタッフの連携ぶりにはただただ驚くばかりです。
御存知の様に我が国からも救いを求め多くの人達が渡米しています、運良く臓器の提供を受けられた人、図らずも無念の涙をのんだ人、この現状を何とかしなければならないと思う一方、ドナーの問題や制度上の問題等解決しなければならない問題が多く存在する事も事実です。
でも一番問題なのは、まず助けを求める人々にどれだけの誠意を持って答える事が出来るかなのだと痛感させられました。
残念な事に我が国においては日々医療事故報道ばかりが目立ち、この本に書かれている様な事は極僅かと言えます、是非自国で助けを求める人々を自国の医療技術や制度をもって応えられる日が一日でも早く到来する事を願わずにはいられません。
患者と同じ視線のヒューマンドラマ
(2005-08-04)
近頃報道された日本人の子供に初の6臓器多臓器移植を執刀したマイアミ大学の日本人移植外科医の実体験に基づき、小腸、多臓器移植への挑戦の記録、患者の子供たちへの思いなどを綴ったドキュメンタリー。
拒絶反応が出やすく一か八かのギャンブル的治療であった小腸の移植を、立派な治療の選択肢の一つとしてのレベルまで高めた功績は、多くの悲しみを乗り越え、希望に向かって戦い続けた同医師、スタッフの血のにじむような努力の結晶であることに気づかされる。
移植医療の最前線から、だれも書かなかった親しみやすい文体の心温まるヒューマンドラマの数々を通じて、移植医療の本質を分かりやすく説く。
脳死からの移植に意義を唱える人にも是非読んでもらいたい。
近未来の姿
(2005-08-02)
著者は、アメリカの移植医として自らの体験を分かりやすく書いただけというが、日本の現在の移植制度がアメリカ型の制度を導入していることを考えると、近未来の日本の移植医療の現場、将来の移植医像を予言しているとも読み解ける。日本の医療、福祉、保健は、行き詰まった健康保険制度や医療制度、介護保険などネガティブ・イメージが続いているが、それは一体だれが作り出したものなのだろうか。この日本には、この本に出てくるように、医師や看護師、ソーシャルワーカーら病院スタッフと、患者や家族たちの間に、本当に血の通った交流があるのだろうかと疑問を持たざるを得ない。医師が患者に街で出会っても、敢えて知らないふりで通り過ぎることが当たり前の日本の医療界。本当に医療者全員がネガティブ・イメージの払拭をしたいと思い、総力を挙げていけるのか。コミュニケーション能力や、土壇場での決断力・責任感が著しく欠如した医療関係者に、また日本の医療界を何とかして変えたいと歯ぎしりしている人に読んでもらいたい一冊。
