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スカイ・クロラ (中公文庫)
おすすめ度:
ランキング:989
価格:¥ 620
発売日:2004-10
通常24時間以内に発送
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ユーザーによるレビュー
生き方!
(2008-10-02)
静かな激しさと、激しい静かさを感じました。生きることの明確さが彼らにはあり、かたくなにそう生きる事を望んでいる素敵な単純さが私は好きでした。
私はこの巻から読み始めましたが、こういう結末であることを知った上で読んだ後(前)四作品も面白く読むことができました。この結末を知ってからこそ!!と思える所もあったと思いますので私はスカイ・クロラから読んでよかったと思います。
最終巻というのが真実でした。
(2008-09-29)
出版順は、スカイ・クロラが最初に出たものなのです。
執筆者のブログに「スカイ・クロラ」が最終巻だということが明記されていました。
ただ、執筆者が出版順を敢えて最終巻から書いたというのは、スカイ・クロラから読むべきなのだろうかと執筆者のHPで見たところ、そういう質問が沢山あったようで。
回答は、「ナ・バ・ティア」から読むべきではとのこと。
理由は簡単。第一巻だから。
私は、出版順に&ここのレビューでスカイ・クロラは最終巻じゃない!!という言葉が大半を占めていたのでそれを信じました。
だからといって、後悔とかそういうのは一切ありません。
ナ・バ・ティアから読んでも、スカイ・クロラから読んでも、きっと最初に読んだものに戻ってしまう気がします。
(ただ、私は映画を最初に見たので・・・その後原作を読んでます)
シリーズを通して読むと、よくよく味が出てくるお話で中々理解が難しいです。
それでも、引き込まれてしまうのです。
あれ?あれれ??って。
どんどん引き込まれて世界に飲まれて締め付けられて抜け出せない。
全部読んでも、抜け出せないんです。
どんどん、もがけばもがくほど(読み込めば読み込むほど)渦が増えていきます。
それでも、その感覚がたまらなく好きです。
本当に、空に飛んでいるような、空を飛んでいる気分になれる。
心を空に飛ばせる。
それが、感じられました。
素敵な作品です。
読み手にかなりの自由を与えられている分難しいけど
まさに、雲をつかむようなそんな物語ではないでしょうか?
つかめそうでつかめない
追いつけそうで追いつけない
そんな、作品です。
スカッとした物語ではないので、ゆったりと世界を浸ることができるそんな方にお勧めです。
解説を少しだけ,小説を読んだだけですが
(2008-09-05)
航空機は、空気の中を滑りながら飛んでいる。車の走行とは明らかに異なる。トラクターやプッシャー。前者は翼の前にプロペラがあり機体を引く。後者は先尾翼となりプロペラが機体を押す。=散香の特性が分かるだろうか。かつて私も戦闘機の仕事をしていた。
エルロン(主翼の外側にある舵)は機体を左右にひねる。=ロールを打つ。
ラダー(垂直尾翼の舵)は機体を左右に振る。=ロールを打つ方向へラダーをあてれば急降下に入る。
エレベータ(垂平尾翼の舵)は機体を上下に振る。=エレベータを引けば機体は上を向き、それまでの速度エネルギーが高度という位置エネルギーに置き換わる。そのままの姿勢で推力(速度エネルギー)がなくなれば失速となり、逆にこれを利用して滑りながらターンを打つ。
フラップ(主翼内側の舵面)は、低速時の揚力を稼ぐ、もしくは高速時において速度エネルギーを揚力エネルギーに変えて、結果としてブレーキの役割をなす。
これらの舵と重力や遠心力の立体的な組み合わせ。
こうしたハード面。普通の人に分かるわけがないのだが、本小説にはほとんど解説がない。
また、キルドレ達の少し変わった内面。記憶がないか、まるで植えつけられたかのような記憶の断片。シリーズにおけるパラレルな記憶、そして生死感。クローンの暗示か。主人公の一人称は総て「僕」。こうしたソフトの面
ハードとソフトの両面が分からないと、全くつまらない話。多分☆2つ以下の価値。
しかし、その両面が理解できた瞬間、彼らが空戦することを「踊る」「美しく踊りたい」という「本当の意味」を知る。
散香(サンカ)を飛ばす水素(スイト)は酸化水素、つまり水となり大空に溶け込む。
そして、クレィドゥ・ザ・スカイのエンディング。ブーメランの意味。キルドレ達の連鎖。正に「メビウスの輪」が出来上がる。
追記 これが森氏のテーゼではないとするコメントがあったが、同氏の「トロイの木馬」は同様のテーゼが流れていると思う。
スカスカに思えるのは俺だけか
(2008-08-27)
ライト・ノベルとはいえ何が評価されてるのかさっぱりわからん。文章もそんなうまいとは思えないし(というか、個人的にはかなり嫌いな文だわ)、どの行間に何を読み取ればよいのか…。セカチューや恋空と同じレベルに思える自分は才能がない。あとは好きな人にまかす。
底辺に流れる厭世観をどう感じるか
(2008-08-20)
森博嗣がミステリではなく、純文学(?)に挑戦したという感じだろうか。
「すべてがFになる」「有限と微小のパン」で
普通の人とは異なる時間の過ごし方をして、
普通の生活では幸せは得られないとでもいうような、
ある意味厭世観にも近い雰囲気があったと、
個人的には思っているが、
ミステリにおける謎解き等も取っ払った分、
その厭世観が純度を高めて、より如実に出た作品と言えるだろう。
それをどう受け止めるかが
この作品の好き嫌いを決めるところだと私は思う。
