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HOME > 和書 > 巨大投資銀行 (上) (ルビ:バルジブラケット)
巨大投資銀行 (上) (ルビ:バルジブラケット)
おすすめ度:
ランキング:68236
価格:¥ 1,785
発売日:2005-11-11
通常24時間以内に発送
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ユーザーによるレビュー
やっと面白い経済教説に出会えた
(2008-12-29)
今まで、いろいろな経済小説を読んできましたが、こんなものなら俺だって書けるぞ〜みたいな小説しかなかったのですが、久々に面白かったです。ただ、竜神君と桂木君がいつ出会うのかな〜と思っていたので…まあ、でもよかったです。今から、トップレフトを読みます。
巨大投資銀行の内側を活写した傑作
(2008-12-07)
本書の主人公は、バブル全盛の1980年代から崩壊後の2003年までの20年弱に亘り外資系の投資銀行で腕をふるう3名の日本人だ。その3名を通じて外資系巨大投資銀行が日本のマーケットでどのように振る舞い、そして莫大な収益を上げていったのかが描かれている。背景となるバブル全盛期から崩壊までの金融界の状況は事実に基づいており、かつ日米の金融機関の大半が実名で描かれているため、事実とフィクションの境界が曖昧で、様々なエピソードの大半が実話に基づいているのではと思わせる迫力満点の作品だ。
主人公の一人である桂木は都銀を中途退職して米系巨大投資銀行に勤務するが、そこは気持ちが良いぐらいの実力本位・収益本位の世界であり、毎期の目標を達成すれば莫大な収入が得られる一方、成績不振者はすぐ首にされる。桂木はM&Aチームに属し当初は苦闘しながらも、バブル全盛期で海外のホテルや資産を買いあさる日本企業のM&A案件で着実な成果を上げて成功への階段を上り始める。
もう一人の主人公の竜神はソロモンブラザーズのトレーダーで、実在の人物をモデルしていると思われるが、裁定取引という当時の最先端の金融工学に基づいた手法で、日本国債などに投資して、野村證券などの日系証券会社を相手に圧倒的な収益を上げ、自身も莫大な富と名声を手に入れることになる。
これらの米系巨大投資銀行に対して日本の金融界は、M&Aの世界でも債権トレードの世界でも情けないほどに実力不足であり、野村證券やメガバンクも全く太刀打ちできない上に、特にバブル崩壊で含み損を抱えた中小金融機関がリスクの大きな損失先送り商品を売りつけられて、食い物にされる姿にはやるせない気持ちがしてくる。
本書を読むと巨大投資銀行が大きな力で世界の金融界を牛耳っていることがよくわかる。金融機関で働くことを志すものには必読の書だと思う(但し本書を読んでしまうと本邦金融機関に勤務する気はなくなってしまうかも知れないが)。
但しその一方で、収益至上主義がもたらすモラルの低下といった外資系投資銀行の弱点も描かれている。昨年来のサブプライムで本書のモデルとなった投資銀行は軒並み巨額の損失を計上して苦闘しているが、そのような状態に至る構造的な問題を内包していることも本書を読んでわかる気がした。
こうして日本の金融はアメリカに負けた
(2008-06-24)
一気に読みました。
『トップレフト』以来、著者の国際金融ビジネスについてのリアルな描写に、驚嘆するばかりです。
本書はバブル前から現在までの、日本と主にアメリカを取り巻く金融ビジネスが背景として描かれています。
おおよそビジネスの合理性とはかけはなれた理屈で動く邦銀と、
ビジネスに徹したアメリカの投資銀行との対比が鮮やかに描かれており、
フィクションとはいえ、日本がバブル期から今日まで金融の世界で負けまくった理由がよく分かり、
驚愕でした。
投資銀行の現場が良くわかる
(2007-11-22)
ボストンで会った就職活動中の学生もこの本を読んで参考にしていました。
混乱してしまう…
(2007-10-12)
話はとても面白い。
金融の知識に乏しい人でも読めるつくりであり、読後はある程度の知識も身につく良作だ。
…しかし、誰かも書いていたが、あまりに実在の組織・人物と同一又は酷似する固有名詞が多すぎる。
そのため、現実とフィクションの境界が読んでるうちに曖昧になってしまう自分を時々発見し、素人がこれを読んで実在の組織・個人に対する印象を抱いたらどうなるだろうと少し怖くなった。
佐○木○ジ氏と特定できる人物の登場のさせ方などは、ちょっとやりすぎなのでは?と思う。
