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HOME > 和書 > 新・建築入門―思想と歴史 (ちくま新書)

新・建築入門―思想と歴史 (ちくま新書)

新・建築入門―思想と歴史 (ちくま新書)
Array/ 筑摩書房
おすすめ度:
ランキング:46540
価格:¥ 735
発売日:1994-11
通常24時間以内に発送


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新・建築入門―思想と歴史 (ちくま新書)

ユーザーによるレビュー

おどろおどろしい議論のわりには,のこるものがすくない  (2008-06-02)

第 1 章で脱構築を脱建築とみなすという説を提示し,それを建築の危機ととらえている.第 2 章ではシェルターとしての建築という見方をほとんどきりすててしまう.こうしう大胆な見方で読者をひきこみ,ヨーロッパの建築史をみていく.しかし,大胆さは荒削りな議論の表裏であり,最後にふたたび語られる脱構築による建築の危機が説得力をもってこない.著者は建築が物質的な構築にこだわりつづけたことが批判されてたと書いているが,建築がシェルターであるということをおもいだせば,物質的であるのは当然のことだとおもわれる.おどろおどろしい議論のわりには,のこるものがすくない.

建築は哲学とともに変遷する?  (2007-01-08)

 本書のテーマは、建築の歴史である。特徴は、建築史を哲学の歴史と重ね合わせて解説していることだろう。著者によれば、建築様式は哲学と密接な関係を持っており、例えばゴシック建築の背後にはアリストテレスの哲学が存在しているらしい。また、デリダの「脱構築」は「脱建築」と同義だと主張する。
 私は建築の門外漢なので、この内容が西洋建築史の定説なのか、それとも著者の主張なのかよくわからないが、なるほどと思わせられる部分と、こじつけた解釈なのではないかと思う部分もある。また、建築の使用者の視点がほとんど出てこないのも驚きだった。
 私のように、哲学について多少の知識があり建築については素人という人には、西洋建築史を概観するに良い本である。

えっ!「脱構築」が「脱建築」になっちゃうの ?  (2006-09-28)

デリダが西洋近代思想を構築的だと言って批判しているのをそのまま建築批判として捉えているのにはびっくりしました。しかも本気です。
出だしからこの調子ですから、後はほとんど想像したとおりでした。
西洋建築史の定説を西洋思想史の定説と並列させ、思想は建築と密接な関係があり、さらに思想は建築として実体化するとでも言いたげです。哲学用語を建築用語に読み換えて話は進みますが、ちょっとついて行けません。我田引水という言葉を思い出しました。でも著者は本気です。多分。
尤も恋が誤解から始まるように、誤解というのは可能性を秘めたものですが、本書はうまくまとまりすぎですね。
そういえば、環八沿いの砧公園のそばに、著者の初期のポスト・モダン建築が残っています。当初はマツダのショールームだったのですが、今では葬祭場になっています。今となっては馬鹿でかいイオニア式の柱のモチーフが物悲しいです。それを取り囲む造形は造花を思わせます。何となく似非ポスト・モダン建築の墓場って感じがします。

建築初心者にありがたい。。。  (2005-01-28)

各時代における建築の役割や特徴的なデザイン、またそれを産み出した当時の思想的背景や社会の流れなどを順序だてて明快に示してくれる。これから建築について学ぼうとする人や、大学の授業の「西洋建築史」が苦手、つまらない、といった人にぜひお勧めします。内容は濃いが、読み味はさらっと軽いのでけっこうすぐ読み終わっちゃいます。

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