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HOME > 和書 > レヴィ=ストロース入門 (ちくま新書)

レヴィ=ストロース入門 (ちくま新書)

レヴィ=ストロース入門 (ちくま新書)
Array/ 筑摩書房
おすすめ度:
ランキング:15199
価格:¥ 777
発売日:2000-10
通常24時間以内に発送


こちらもオススメです。

  • はじめての構造主義 (講談社現代新書)
  • フーコー入門 (ちくま新書)
  • レヴィ=ストロース講義 (平凡社ライブラリー)
  • 悲しき熱帯〈1〉 (中公クラシックス)
  • 神話と意味 (みすずライブラリー)
レヴィ=ストロース入門 (ちくま新書)

ユーザーによるレビュー

これであなたも構造主義がわかる!?  (2008-02-27)

わりと珍しいレヴィ・ストロースを専門に扱った本(他には「現代思想の冒険者たち」シリーズぐらいか)。
レヴィストロースの思想のうち、誤解の多い点、わかりにくい点がきちんと書かれており、読みやすい。

特に漠然としたイメージのままあふれかえっている「構造」がきちんと説明されているのはうれしい。
「構造」とは、体系や関係ではなくて、体系にある変換を行っても不変であるものを指している。
これを、本書では魚の絵を伸び縮みさせて説明しているが、非常にわかりやすい。

もう少し難しく言えば、例えば1次変換ならば直線は直線に移るため、これは1次変換においては構造である。
しかし、反転ならば(中心を通らない)直線は円に移るため、「直線は直線のまま普遍である」という規則は反転においては成り立たない。
このように、変換と構造はセットなのである。

それにしても、レヴィ・ストロースは数学的な事柄に詳しい。
他にも、例えば親族の基本構造の説明でクラインの四元群を用いている。
これは、他のポストモダニストが数学や科学を濫用し、ソーカルに痛烈に批判されていたことを思えば、レヴィ・ストロースの知見の正確さは驚く。


レヴィ・ストロースの本をちゃんと読んでみようかな、という気を起こさせる本でもある。
彼の本に取り掛かる前に軽く読んでおくのもいいと思われる。

目からうろこ  (2007-06-17)

読者にとって分からないだろうと思われるところをしっかり押さえて、きちんと分かりやすく説明してくれている本。特に、「構造主義」の定義については非常に分かりやすかった。構造主義に関する本を既に二冊読んでいたにもかかわらず良く分からなかったことが手際よく説明されていたので、ホント、目からうろこだった。
それに、レヴィストロースに関する誤解などについても、ちゃんと、誰がどういうことについてどんなことを言っており、それがどういうふうにずれた批判となっているのかなどと、しっかりと着実、客観的に論が展開されているので、説得力がある。

こういう分かりやすい展開ができるのはやはり、それについての全体像と中身をよく把握できてるからなんだと思います。この方はきっと教え方が凄くうまいんだと思います。


「構造」とは何か?  (2007-06-10)

一般的にレヴィ=ストロースは構造主義の提唱者とされているのだが、「構造」という言葉は大変難解だと思っていた。しかし本書に載っている、彼に大きな影響を与えたD.トムソンによる座標変換の手法を用いて、魚の形態の多様性・法則性を示した図はとても解りやすかった。一般的に「構造」という言葉は、その属性として不変性を持っていると理解されがちである。著者はこれが構造主義に対する大きな誤解につながっているという。レヴィ=ストロースの語る構造とは、数学的な意味での変換と表裏一体の関係にあり「ある特定の変換によっても変わらない性質」を意味するとのことだが、その「変わらない」という性質は特定の変換に関してのみ言えることであり、他の変換によっては変わり得るのだとわかりやすく説明されていて納得することができた。

レヴィ=ストロースの読み方  (2004-06-03)

レヴィ=ストロースの筆者なりの読み方が紹介されてます。
そもそも「構造」とは何か、そして「親族の基本構造」「野生の思考」「神話理論」を中心に、その本で述べられていることの概要、何を言いたいのか、の筆者なりの考え、いろいろな人の批判に答える形で、読み方の紹介、解釈の紹介などです。

素人です。完全に理解できたかは??ですが、文章、説明の方法、構成などのためか、この本自体は、わかりやすい方ではないでしょうか。
原典にチャレンジする気力がわいてくる本でした。

新書ながら読みごたえのある本  (2002-06-15)

意外とレヴィ=ストロースについて専門的に扱っている本は少ない。
その中で著者はポストモダニスト達の批判や、カルチュラルスタディーズ、ポストコロニアル論などをよく吟味したあとで、うまくレヴィ=ストロースの構造主義を現代的な視点で捉えている。
この本を読めば、とても姿勢としての構造主義が古いとは言えまい。

ただ、いかにしてそのような構造概念を現代の社会の分析手法としていかすべきか、それはわからないままではあり、今後の課題ではある。
いずれにせよ、レヴィ=ストロースの入門書として言えば、新書ながら読みごたえのある本であると思う。

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