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HOME > 和書 > 宇宙はわれわれの宇宙だけではなかった (PHP文庫)
宇宙はわれわれの宇宙だけではなかった (PHP文庫)
おすすめ度:
ランキング:49124
価格:¥ 540
発売日:2001-11
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商品の説明
???宇宙の謎とそれをめぐる難解な理論を、いつも一般の読者にもわかるレベルにかみくだいて説明してくれる佐藤勝彦。本書でも、「宇宙に果てはあるのか」「宇宙はどのように生まれたのか」「宇宙はどれくらい膨張しているのか」といった素朴な疑問を切り口に、宇宙論に関する諸理論がそれをどう解明しているのかを、平明な語り口で伝えてくれている。???たとえば、宇宙の「果て」や「始まり」の疑問について。著者はまず『旧約聖書』の世界創生神話やカントの宇宙論などの「思弁の学問」に触れつつ、その疑問が時間と空間の問題に行きつくことを指摘。アインシュタインの一番の成果は、その時間と空間、つまり宇宙そのものを初めて物理学の対象として扱ったことだ、と説明する。宇宙そのものがわかれば「果て」もわかるはずだと言う。
???さらに著者は「アインシュタインにも解けない問題が一つありました」と続ける。アインシュタインの相対論によって宇宙のモデルは示せたが、その「始まり」は謎のままである。そこで「無」から「有」を生む「トンネル効果」の解説をはじめている。
???量子論、相対論はもちろん、統一理論、ビッグバン理論、インフレーション理論、ホーキングの理論など、諸理論の位置づけや成果が興味深い展開のなかで説き明かされている。とくに、宇宙には「子宇宙」や「孫宇宙」が無数に存在するという理論は驚嘆に値する。「観測時代」に入った宇宙論の動向も論じられるなど、宇宙論・宇宙研究の歴史と現在をつかむのに最適の入門書だ。(棚上 勉)
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ユーザーによるレビュー
この世は泡沫である
(2007-01-25)
宇宙の無限の大きさを思う時、地球などは一つの塵のようであることがわかる。この宇宙には他の星にも生物がいるだろうし、地球が消滅したとしても、それは他の数兆の星が生まれては消えていくように、自然なことである。ましてや地球上に棲む人類が生きようが死のうが、宇宙全体にとっては限りなく小さなことなのだ。
この宇宙だけでも、このように大きすぎるのだ。しかし、宇宙は無数に存在するのだという。親宇宙から子宇宙、孫宇宙、曾孫宇宙……と限りなく生まれていくと。つまり、この地球がある宇宙もその一つに過ぎず、砂浜の砂粒の一つなのだ。
本書にも、「沸騰するお湯のように宇宙にボコボコ泡ができる」とあるが、そして泡の隙間で新宇宙が生まれるそうだが、私は「この世は泡沫のようなものだ」というブッダの言葉を思い出すのである。
難しいのは承知の上
(2005-05-15)
宇宙に関してある程度(ほんのちょっとだけでも)知識があれば、すごく入りやすい内容だと思いますね。文章が口語体なのもいい。
どうしても「無」から宇宙ができたというのを理解できなかったのですが、あー、なるほどなー、と理論的には分かった感じがします。もちろん(幾何学的な)イメージとしてはなかなか頭に浮かんでこないのですが、それはもともとそういうものとして研究されてきたものだからと思えば納得できるかな、と。著者もこの本に関してはそれでいいと思ってるようにみえる。
相対論と量子力学が大きなポイントになってくるわけですが、どっちもはっきり言って難しい問題。ただ、読む前はチンプンカンプンだったタイトル「宇宙はわれわれの宇宙だけではない」の意味が、なんとなく分かっただけでもヨシとできるのではないでしょうか。
それ以降を深く追究しようとするかは読み手の問題で、本書はその導入に過ぎないわけですから。
興味のある人にはおすすめ!
(2003-02-16)
この本はずばり「宇宙物理学史」入門書です。
興味がある人にとっては頼もしい教科書になるでしょう。
ただひとつ気になるのは、この本の著者佐藤勝彦さんの「最新宇宙論と天文学を楽しむ本」と内容が若干かぶっているということです。
その一点を除けば、世界の様々な物理学者の難解な理論が手に取るように分かるこの本は「読まずにはいられない」ものであるといえます。
わかりやすいが、他の著作を先に読んだ読んだほうがいいです
(2002-07-14)
ほかの宇宙がわれわれの150億年前にできた宇宙とは別にあるという、今までの宇宙論とは全く違った話であり、非常に面白い本である。しかし、量子論や相対性理論の話が概略のみ記載されており、このあたりの知識がないと、非常に分かりにくいと感じるかもしれない。そのためには、佐藤先生の他の著作である量子論と相対性理論の本を読んでから、この本を読むといいと思う。
なんか、さっくりいき過ぎていて、人物紹介の本みたいです。
(2002-04-17)
古事記の記述から本ははじまり、アインシュタインからインフレーション理論まで、人類が宇宙に目を向けてからどのように理論を発展させていったのかをみることができる。
どのような人が、どのようにしてその理論のインスピレーションを得たかなどが記述されているので、ちょっとした小話(おそらく聞いてくれる人は稀でしょうが)のネタを仕入れるのにはいいかも。
個人的には難しい概念を一つ一つイラスト化した「ホーキング、未来を語る」の方が好きです。でも佐藤先生の「相対性理論を楽しむ本」から宇宙が好きになったので星3つです。
