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HOME > 和書 > 私はいかにして「日本信徒」となったか (PHP文庫)

私はいかにして「日本信徒」となったか (PHP文庫)

私はいかにして「日本信徒」となったか (PHP文庫)
Array/ PHP研究所
おすすめ度:
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価格:¥ 520
発売日:2003-06
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私はいかにして「日本信徒」となったか (PHP文庫)

ユーザーによるレビュー

・・「日本信徒」には 引くが・・  (2008-07-14)

呉善花さんの本は「スカートの風」以来、多くの本を購入しました。
著者は 当時、反日で(内面には幼い頃から日本への郷愁の様な思いもあったのかもしれないけど・・)アメリカに憧れ、日本をアメリカへの橋がかりにと、言う思いで、福岡空港に降り立ったのでした。
その彼女が、日本の大学、仕事を通じて、日本への理解を深めていく上での心の葛藤、又、母国、韓国を愛するがゆえの叱責など、「なるほど、そうなんだろうなぁ〜」と、頷きました。
初期の頃の本から、現在の著書までの彼女の変遷を この本によっても理解する事が出来ます。
もちろん、彼女の偽りの無い気持ちに思い込みもあるかなと、良くも悪くも思いますが・・・
彼女を知らなければ、反日、侮日の韓国人に対して評価のしようもないほどの嫌悪感を持たされる事になったでしょうから、彼女の「著書」には感謝の気持ちをささげたいと思います。

これはこれで興味深いが・・・  (2008-05-15)

著者の日本理解の境地に至る経緯やエピソードなどとても興味深く、どんどん読み進んだ。そして徐々にこのような韓国人の方は非常に稀有な存在であり、大袈裟かもしれないが「奇跡」に近いとまで思えてくる。
そうして普通一般の韓国人の方々にはまず起こり得ないおとぎ話というような感覚になり、さらには確信に変わる。
日本にここまでの理解を示してもらったことに対するうれしさと同時に、通常の韓国人にはあり得ないことという大きな溝を再発見してしまう。

筆者の半生を通して語られる日韓文化比較  (2008-05-13)

本書は日本在住の韓国人作家、呉善花が自らの半生を綴ったもの。彼女がいかにして典型的な韓国型ナショナリズムを脱し、日本で言論活動をするに至ったのかを語ったものだ。
以下のような5章で構成されており、時系列は前後している。

1章:来日当初〜豊かな日本に驚く
2章:来日2年後〜日本人との埋めがたい溝
3章:「スカートの風」出版前後〜賞賛とバッシング
4章:済州島での少女期〜たくましい女性像の原点
5章:韓国軍での青年期〜大学との両立

さて、この中で僕が最も興味深く読んだのが、2章である。
来日当初は日本の豊かさ・清潔さに魅了されていた筆者も、大学やアルバイトを通じてナマの日本社会にふれ、その文化や習慣の違いに大いに悩まされる事になる。

例えば大学では、同性の友達と手をつないだり、学友の筆記具を黙って借りたり、仲間のお弁当に箸を付けたりといった韓国式の生活習慣が、日本人との軋轢を生む。
これらは韓国では「親愛の情を示す」として、むしろ良い行いとされていたから、筆者はパニックに陥る。自分が良かれと思ってやった事が逆効果になってしまったのだから当然だろう。

さらに彼女を悩ませたのは、日本人が親しい相手にもなかなか悩みや苦しみを打ち明けようとしない事だ。韓国ではお互いに悩みを共有し、金銭的援助も惜しみなく与えるのが親愛表現だとされる。日本人は大抵そういう事は避けるから、筆者には薄情で暖かみのない人間関係に見えるのである。

このように、なかなか知る機会の少ない韓国人の文化・習慣を理解する上で、とても役に立つ本である。
その反面タイトルにあるような、反日を脱して親日へと転じた理由については、やや記述が弱い。本人も「自分でもよくわからない」と書いてしまっている。そこが☆1つ減点の理由だ。
ただ、「スカートの風」発表後の同胞からの激しいバッシングが、彼女に中立的精神と客観性を与えたのではないか、との読後感を持った。

精神的葛藤の上で日本の良さを知る  (2008-04-09)

呉 善花氏は、日本に来る韓国人に、日本にいるなら一年間までにしなさい、もっといるのならば五年以上にしなさいと、かならずいうようにしているそうである。

韓国で聞かされていた日本のイメージが好転するのが一年目。
日本とぶつかりあうのが二、三年目。
日本のよさも悪さも、韓国のよさも悪さも、客観的に見えてくるのが五年目。

彼女はこのように考えている。


韓国と日本の文化の違いが大きすぎるのである。

反日教育による日本嫌いよりも、文化の違いにより日本を好きになれない韓国人が多いんだなと思わせる本である。

日本人にはとても参考になる良書であると思う。

個性と運命がもたらした「日本教」との出会い  (2007-03-02)

ありのままの韓国人の行動と論理を、日本人の腑に落ちるように説明のできる
稀有な女性・呉善花女史。彼女はまた同胞の韓国人から売国奴として謗りを
受けている存在でもある。なぜ彼女はそんな地位を獲得するに至ったのか?
なぜ反日教育で頭を縛られているはずの韓国人なのに、日本人の心情が理解
できるのか?なぜ儒教的独善に陥らずに公平に日韓の文化を比較できるのか?
その理由は彼女の生い立ちとユニークな個性と数奇な人生にある。本書はそれ
らを綴った彼女の自叙伝的な書である。彼女のファンである私は、そのかなりの
部分を既刊書で承知していたが、本書で初めて知った一面も少なからずあった。

本書で印象的なのは、処女作「スカートの風」の出版社社長が「これから貴女に
続く韓国人が次々と出てくるに違いない」と言うと、彼女が「絶対にありえない」と
言下に否定した下りだ。彼女は知っていたのだ。"普通の韓国人"が自分のよう
な心境に到達することが極めて難しいことを。そこに至るまでには、十重二十重に
そそり立つ"日韓の壁"を乗り越えなければならないことを経験として熟知していた。
個性と運命のふたつの数奇な偶然が、突然変異としての「呉善花」を誕生させたのだ。

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