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福野礼一郎スーパーカーファイル
おすすめ度:
ランキング:44303
価格:¥ 1,680
発売日:2008-07
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ユーザーによるレビュー
悪い読後感
(2008-12-25)
できるだけ簡潔に済ませたいと思います。
福野氏の著書はよく読みますが、本書は読後感が非常に悪かったです。なぜならいつも福野氏の文章の底に流れていたクルマへの愛、作り手への畏敬の念が本書では希薄だったからです。
また本書の構成は座談形式が多いのですが、身内のスタッフが福野氏を褒めているような箇所も多々あり鼻につきました。
編集に携わるスタッフがイエスマン、または太鼓持ちばかりだった感がありました。読んでいて楽しいものではありません。
クーラーも効かないようなスーパーカーに乗るなんて酔狂なことはできないけど
(2008-08-02)
《トルコンATでスポーツカー載るなら、操縦性だのなんだののことなどどうでもいい。どっちみちなんのクルマに乗ったって大差ないからだ》(p.36)みたいに福野さんの言いたいことは、あらかた分っているような気もするけど、初代カウンタックのLP400の「乗り心地がレクサスよりもいい」とか「このクルマはカタルシスの塊」みたいなことまでは想像できない。だから読むんですが、ランボルギーニ・イオタは実はどうしようもない出来映えだったランボルギーニ・ミウラと決別するための試作車で、カウンタックのプロトタイプではないか、という文章も含めて、今回の目玉は初代カウンタックの再評価ということでしょうか。
あと、エンジン組むときフランジに塗る液体パッキンについて、今の日本のメーカーは嫌気性の(空気を遮断すると反応硬化する)シリコン樹脂を使っていて、フランジに塗って貼り合わせて染め込むと、密着した部分だけが硬化してパッキンになり、ハミ出した部分はオイルで洗われて流れる、というシステムでつくっているというあたりは「なるほどなぁ」と(p.186)。
安直!!!
(2008-07-22)
「特選外車情報 Froad」の連載を寄せ集めただけの安直な企画単行本。この人の本は、題名が仰々しいけど、内容はそれに反比例して手抜きが多い。例えば、巨匠、徳大寺有恒氏は、NAVIをはじめ、様々な雑誌に寄稿し、年に一回の「間違いだらけの車選び」を上梓するとともに、あれだけの単行本を出し続けたが、その多くが書き下ろしだった。過去に連載した雑誌の記事の寄せ集めを、大げさな題名で単行本化するような恥ずかしいまねはしなかった。まあ、取り巻きの編集者がろくでもないのだろうが、雑誌作りと単行本とでは、読む読者層も違うし、これでは新たなファン層は増えそうにも無く、そろそろ、真面目に仕事をしないと、コアな福野オタクもいつまでもこの手の手抜き仕事にはだまされない。
