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ユーザーによるレビュー
国家および企業は、個々人を生身の人間として取り扱う義務を定立するべきである
(2008-11-09)
資本主義の極限においては中小企業は消滅し、寡占となり、失業者が増加し、治安も悪くなり、極限的な格差社会(二層社会)になる。我々の社会が行き着く場所は、そこ以外ないように見える。
とすれば、そのような社会の到来を何らかの方策で阻止することが必要となる。ではどのようにそれを達成するのか。
激しい競争社会は、敗れた者に再度チャレンジの機会を与えないどころか生きてゆけない状態になり、生存権をも脅かし、死に陥る。よって競争に限度を設けざるを得ない。
さらに、社会を構成する個々人の幸福を目的とする社会を作る努力をするべきできある。
その内容は、企業に当てはめれば従業員が会社において人間らしく扱われることに尽きる。
より広く言えば、国家は、具体的な個々人を幸福にする義務を果たすべくたゆまず努力をすべきであり、またそのようになるよう、我々が代表者を選ばねばならない。
国家は、そして国民の大勢が関係する企業という存在は、人間を人間らしく取り扱う義務を負うという目標が定立されない限り、この社会は悪い方向に進み行くだけである。
「きれいごと」の中に透けて見える本質
(2008-11-09)
本書でとりあげられている企業はどれも素晴らしい経営を行っているように思える。
一読すると、その内容は「きれいごと」すぎるように思えるかもしれない。あるいは、特殊な個別事例のみを挙げているように思えるかもしれない。そうした側面が全くないとは言えないだろう。
が、いわば「お話」的に紹介された個々の企業の事例から、企業や経営の本質とは何か、また、そもそも
働く」というのはどういうことなのかという本質や哲学が透けて見える。
そうした事を自分自身の経験や状況に合わせて、改めて考えるきっかけとなるという意味で優れた本。
ただ、経営論的には、企業の紹介のみではなく、何故この企業が「成功」しているのかについての多面的な分析、考察などがなされるとよいと思う。
読み安さ満点
(2008-11-07)
すごくいい本でした。
読みやすいし、ただ、読んだ後、読みやすすぎて、頭に何も残っていないのが現状です。
分かるけど
(2008-10-28)
総論の事例がいくつも紹介されています。
なるほど!と読み易く、1時間ほどで読めます。
でも、なぜだろう、残らない。
多くの事例を紹介することを主眼にされており、
各論の記載があまりないからだと思います。
そういう編集方針で作られた本だから仕方ないのだとは思いますが。
やはりどこか1社か、2社をもっと掘り下げて書かれた本の方が
記憶には残ります。
ふーん!なるほど!、で?という読後感。
ただ、まあ事業、経営に興味の有る方は一読の価値はあるかと思います。
すぐに読めるし。
「礼賛」の本だから、つい意地悪く読んでしまうだけかもしれません。
社員第一では、顧客第一に負けますよ。
(2008-10-11)
感動的な事例もあるが、根本的に著者の考え方に賛同できない。
会社を一人の人間に見立てると、経営者が社員を第一に考えている状況は、
外部からは利己主義的に見える。顧客にサービスしているのは、
社員を幸福にするための手段ということになる。
そういう会社は、真の顧客第一を実践する競争相手が現れれば、
敗れていくことになるだろう。会社を継続できなくなるだろう。
社員とその家族を路頭に迷わせてはいけないというのはもちろんだし、
社員の幸せを考えることも大事なことだが、
だからこそ「顧客第一」であるべきだ。
そもそも、事例の中に「顧客第一」と思われる会社が混ざっている。
事例を取り上げるなら、「社員第一」の会社だけにすべきだ。
著者は、そもそもその区別がついていないのではないか?
