来年度より、チャット形式で110番できる通報アプリが全国の警察で導入されるそうです。
NHK NEWS WEBの記事によると、この通報アプリはLINEのようなチャット形式で警察官とやり取りできるのが特長で、画面に触れるだけで通報を行うことができます。アプリにはGPS機能も付いているので、通報した場所が特定されすぐに現場が把握できます。さらに、写真を送ることもできるので、事件や事故などの状況を警察官に伝えるのにも役立ちます。
通常の電話通報だと言葉で状況を全て説明しなければならないので、テンパっているとなかなかうまく伝えにくい場合がありますし、聴覚障害や言語障害がある人、DVやストーカー被害などで言葉を発せないような状況でも、このチャット方式ならスムーズに通報することができるというメリットがあります。
その一方で、110番にかかってくる通報の約2割が緊急性がない通報だったという記事があります。
ひどいものでは「妻が浮気をしている」とか「トイレが詰まっている」といった正直どうでもいい通報もあったということで、この気軽にチャットで通報できるアプリが提供されれば、さらにその割合が増えそうな予感もします。
ちなみに、あまり緊急性のない通報案件に関しては、最寄りの警察署か警察相談専用電話(#9110)で対応してもらえます。
- Source NHK NEWS WEB
- Source 朝日新聞デジタル