Macを初期化しようと「ディスクユーティリティ」を開いたところ、セキュリティオプションの項目が無くなっていることに気づきました。
セキュリティオプションは、ディスクをフォーマットする際にランダムデータを書き込むことで、これまでのデータを上書きして復元されなくするという機能です。Mac本体や外付けHDD、外付けSSDを売却・譲渡・廃棄する際にはぜひ実施しておきたい作業ですが、macOSのバージョンアップによって、知らない間に「ディスクユーティリティ」からセキュリティオプションの機能が無くなってしまったようです。
Macの内蔵ストレージがHDDからフラッシュストレージに移行したことで、ランダムデータで上書きする必要性が無くなった(普通にフォーマットするだけでもHDDよりデータを復元されにくい仕組み)、ランダムデータで上書きすることでフラッシュストレージの寿命を短くする(書き込み回数が決まっていて、それを超えると使えなくなる)などの理由から、ランダムデータの上書き機能が無くなったという説があります。