中国から西日本に飛来する汚染微粒子「PM2.5」、シミュレーションで確認する [天気/環境]

当サイトの記事には広告が含まれます。

Pekin taikiosen

深刻な大気汚染が問題となっている中国の北京で、8500人もの命を奪った「北京咳」。その原因とされている「PM2.5」という微粒子が、16日夜から17日にかけて西日本を中心に到達することが一部ニュースで報道され話題になっています。

この「PM2.5」という微粒子には、排ガスや工場から出る煙などの有害物質が含まれており、大きさは髪の毛の40分の1ほど。花粉よりも遙かに小さい為、花粉用のマスクなどでは防ぐことができず、肺の奥まで入ってしまうことで喘息や肺がんを発症させるということです。また、肺だけではなく脳にも蓄積され、これが原因で思考力を低下させるという報告もあり、かなり危険な物質であるということが伺えます。

そして、その物質「PM2.5」が風に乗って日本までやってくる(きている)という話ですが、九州大学・竹村准教授の大気汚染粒子シミュレーションによると、1月17日に、第一陣となる高濃度の「PM2.5」が西日本をすっぽり覆っています。

Pm2 5map 01

これだけではなく、その後も1月20日には第二陣が、22日には第三陣が訪れる予測となっており、しばらくはこれが続く見込み。

このシミュレーションを確認した上で、高濃度の「PM2.5」が飛んでくる場所に住んでいる方や訪れる予定のある方は、マスク着用・手洗い・うがい・屋外での運動を控えるなどの対策をしっかり行っていきたいところです。

Pm2 5map 02Pm2 5map 03

中国大気汚染、PM2.5の関連ニュース

関連するエントリー

PR

 学生はPrime Studentで6ヶ月無料

Prime Studentは、会員特典対象の映画やテレビが見放題、100万曲以上の対象音楽が聴き放題、お得な配送特典などたくさんの会員特典をお楽しみいただける学生限定のプログラムです。