iPhone 4の発売に先駆けてのリリースとなったiOS 4.0 (8A293)。
6/23現在、iOS 4.0に対応したJailbreakツールは「redsn0w 0.9.5b5-3 (Win / Mac)」と「PwnageTool_4.0 (Mac)」が提供されています。
PwnageToolは、iPod touch 1G, iPod touch 3G以外をサポート。redsn0wは、iPhone 3G, iPod touch 2Gのみをサポートとなっているので、自分の持っているデバイスに対応したものを使う必要があります。
そこで、今回はPwnageToolではなくredsn0wを使用してJailbreakを行いました。
(PwnageToolの使い方は過去記事をご参照下さい。)
ダウンロード
iOS 4.0のファイル名
- iPhone 3G用:iPhone1,2_4.0_8A293_Restore.ipsw
- iPhone 3GS用:iPhone2,2_4.0_8A293_Restore.ipsw
IPSWファイルの保存されている場所
- Mac:ユーザー名/ライブラリ/iTunes/iPhone Software Updates
- WinXP:C:¥Documents and Settings¥ユーザー名¥Application Data¥Apple Computer¥iTunes¥iPhone Software Updates
- Vista:C¥Users¥ユーザー名¥AppData¥Roaming¥Apple Computer¥iTunes¥iPhone Software Updates
redsn0wを使う
- まずiPhoneをiTunesでバックアップしてから、iOS 4.0にアップデートします。
- redsn0wを起動して、Browseボタンから「iPhone1,2_4.0_8A293_Restore.ipsw」を開きます。
- チェックボックスはそのままでもOK。
- 「Prease make sure your device...」という表示になったら、iPhoneを接続。
- スリープボタン(上)長押し後、「電源オフ」をスライドして電源を切り、電源が切れたのを確認してからNext。
- スリープボタン(上)とホームボタン(下)を10秒押し続ける。
- スリープボタン(上)だけ離して、ホームボタン(下)はそのまま10秒押し続ける。
- DFUモードが成功するとJailbreak作業が始まり、iPhoneには「Downloading Jailbreak Data...」と表示された後、パイナップルの画像が表示されます。
- 10分程度待つと再起動して終了。
最初、Cydiaのアイコンが真っ白でしたが、後に配信されたアップデートを適用してからは正常に戻りました。しかし、iPhone 3Gで4.0は少しスペックが足りないのか、一部のリポジトリがエラーを返すためか、動作はこれまでに比べてかなりもっさりとしています。
iOS 4で動かない非公式アプリとしては、WinterBoardとBackgrounderが該当しました。とはいえ、iOS 4からはホーム画面の壁紙を設定できるようになりましたので、WinterBoardが無くてもそんなに困らないでしょう。Backgrounderが使えないのは若干痛いですが、iPhone 3GのスペックにiOS 4を入れた場合、何もしていない状態でも結構メモリがきつきつなので、Backgrounderが使えたとしても実際にはあまり頻繁には使えないでしょう。
残念ながらiPhone 3Gでは、iOS 4の目玉である「マルチタスキング機能」が使えませんが、ホームボタンを2回押しするとアプリの履歴が表示されます。また、ラジ朗など一部のアプリはバックグラウンド動作に対応していますので、それらを上手に駆使すれば、ある程度は以前と同様に運用することが可能です。