iPhone 13は全モデルがセンサーシフト手ブレ補正にバッテリー容量増で5Gミリ波に対応

2021年6月 2日
iPhone / iPadのニュース

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IPhone13series

9月下旬に発表される予定のiPhone 13シリーズについて、いろいろな情報が出てきているので、気になる新情報だけをまとめてみました。

5Gのミリ波をサポートする

iPhone 13シリーズが5Gのミリ波に対応する予定であるということが、サプライチェーンからの情報として伝えられています。それによると、世界で販売されるiPhone 13シリーズの半分が5Gのミリ波に対応するモデルになるということで、多くの国で5Gのミリ波に対応するiPhone 13シリーズが販売されることになり、日本で販売されるiPhone 13シリーズもミリ波対応モデルになる可能性があります。

現在、日本で販売されているiPhone 12シリーズは、実は5Gのミリ波には対応しておらず、Sub6のみの対応となります。

ミリ波って何？sub6って何？

5Gにはミリ波とsub6の周波数があり、ミリ波は28GHz帯の周波数で超高速・大容量通信が可能ですが、カバーできるエリアはピンポイントになり、市街地のビルなど一部のみでしか利用できません。一方、sub6は3.7/4GHz帯の周波数で高速・大容量通信が可能かつ広いエリアをカバーできるので、住宅地などでも使うことができます。

そのため、2021年6月現在の日本の5Gエリアは、ほぼsub6で構成されています。

じゃあsub6はだめなのか？というと、全くそんなことはありません。

参考として、iPhone 12 miniとahamoで5G回線のスピードテストをしていますが、Sub6でも十分すぎるほど高速というのが分かると思います。

参考ahamoの5G回線速度をスピードテストしたら、ちょっと異次元だった件

現在のスマホでミリ波に対応しているモデルは、米国版のiPhone 12シリーズ、Galaxy S20+ 5G、arrows 5Gなどごく一部のモデルのみ。また、ミリ波のエリアもごく一部のビル周辺に限定されるので、日本で販売されるiPhone 13シリーズがミリ波に対応したといっても、ミリ波の恩恵を受けるのはごくごく一部のユーザーに限られるでしょう。

バッテリー容量はちょっと増える

iPhone 12シリーズから本体デザインは変わらず、筐体はほぼ同じものが利用されるとみられているiPhone 13シリーズですが、全モデルでバッテリー容量が少しアップしています。

iPhone 13シリーズのバッテリー容量

iPhone 13 mini：2406mAh
iPhone 13：3095mAh
iPhone 13 Pro：3095mAh
iPhone 13 Pro Max：4352mAh

iPhone 12シリーズのバッテリー容量

iPhone 12 mini：2227mA
iPhone 12：2815mAh
iPhone 12 Pro：2815mAh
iPhone 12 Pro Max：3687mAh

全モデルがセンサーシフトカメラになる

現在は、iPhone 12 Pro Maxの広角カメラのみに搭載されているセンサーシフト手ブレ補正機能。

iPhone 13シリーズでは、全モデルにこのセンサーシフト手ブレ補正機能が搭載されると予想されています。

通常の「レンズシフト方式」では、ジャイロセンサーで手ブレを感知してカメラレンズを動かすことで手ブレ補正が行われます。対して「イメージセンサーシフト方式」は、ジャイロセンサーで手ブレを感知してイメージセンサーを動かすので、カメラレンズを動かす必要がありません。レンズシフトと比べてスペースが確保できるので、カメラレンズを増やすこともできます。

実際にiPhone 12 Pro Maxの広角カメラは、カメラレンズが7枚に増えました。

120Hzの高リフレッシュレートをサポート

iPhone 13 ProとiPhone 13 Pro Maxには、Samsungディスプレイが供給するLTPO TFT 有機ELパネルが搭載され、iPhone 13とiPhone 13 miniには、LGディスプレイが供給するLTPS TFT 有機ELパネルが搭載されます。

120Hzの高リフレッシュレートは、iPad Proに搭載されているProMotionテクノロジーと同じですが、バッテリーを消費するため、これまでiPhoneには搭載されていませんでした。iPhone 13 ProとiPhone 13 Pro Maxに搭載されるLTPO TFT 有機ELパネルでは、バッテリー寿命に影響を与えること無く120Hzの高リフレッシュレートが実現できると言われています。