今年の秋に登場が予定されている、iPhone 13シリーズについての新情報が出ています。
iPhone 13シリーズに搭載されるディスプレイは、通常の有機ELパネルからLTPOという技術を用いた有機ELパネルへと変わることで、iPad Proの様に120Hzのリフレッシュレートに対応する「ProMotionテクノロジー」を搭載することになると言われています。
LTPO技術を用いた有機ELパネルは、通常の有機ELパネルよりも消費電力が少ないのが最大の特長。
120Hzのリフレッシュレートへの対応はiPhone 12シリーズの時に話題となりましたが、バッテリー駆動時間を理由に採用されませんでした。それが今回、有機ELからLTPO有機ELへ変わることで、バッテリー容量の小さなiPhoneでも120Hzのリフレッシュレートに対応できるというわけです。
LTPO有機ELパネルは、実は「Apple Watch Series 4」から搭載されており、「Apple Watch Series 6」で常時表示Retinaディスプレイが実現したのも、このLTPO技術のおかげ。
iPhone 13シリーズ向けのLTPO有機ELパネルは、ハイエンドモデル向けのものをSamsungが供給し、ミッドレンジモデル向けにはLG Displayが供給するとされており、ハイエンドモデルの「 iPhone 13 Pro」「iPhone 13 Pro Max」と、ミッドレンジモデルの「iPhone 13」「iPhone 13 mini」とでディスプレイのグレードに差が出ることになりそうです。
120Hzの「ProMotionテクノロジー」に対応するのは、ハイエンドモデルの「 iPhone 13 Pro」「iPhone 13 Pro Max」だけになる可能性も考えられます。
iPhone 13シリーズの登場時期については、例年通り9月中旬〜下旬、場合によっては10月初旬になると予想されています。
昨年のiPhone 12シリーズは、新型コロナの影響で製造工場がストップしたことで例年よりも遅く発表され、10月と11月の2回に分けて発売されましたが、今年はそういう事もなさそうです。
iPhone 13のディスプレイについて
- LTPO有機ELパネルを搭載する
- ハイエンドモデルのみ120Hzのリフレッシュレートに対応
- ハイエンドモデルのLTPO有機ELパネルはSamsungが供給
- ミッドレンジモデルのLTPO有機ELパネルはLG Displayが供給
- 登場時期は9月中旬〜10月初旬
- Source THE ELEC
- Source Nikkei Asia
- Source MacRumors
- Via 9to5Mac