iOS向け写真調節アプリPhotomator、AIを使った被写体選択機能などを追加

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Photomator app

あのPixelmatorと同じデベロッパーが開発している、新しい写真編集アプリの「Photomator」がバージョン2.3にアップデートされ、AIを使った自動選択機能などが追加されたので使ってみました。

Photomatorは、無料アプリとしてiOS向けに提供されているシンプルな写真編集アプリです。Mac向けにも近くリリース予定なので、気に入れば使ってみようかなと思いますが、今回、iPadでPhotomatorを使ってみた感想を結果から言いますと、サクッと写真をいい感じに調節する用途であれば、かなりいい感じに使うことができました。

できること

  • 「写真」や「ファイル」から画像ファイルの読み込み
  • AIを使った自動調節
  • 解像度の向上
  • 色や明るさの手動調節
  • エフェクトフィルター加工
  • オブジェクトの削除

できないこと

  • テキストを入れる
  • 矢印などの図形を入れる
  • 複数の画像ファイルを組み合わせた編集
  • レイヤーで編集

基本的にできることはフォトレタッチです。

写真をきれいに自動修正するというのが、このアプリのコンセプトになっていますが、そこまでシンプルなアプリではなく、それなりに本格的な作業もできます。

Photomator for iPad 01

「写真」からの読み込みだけではなく、「ファイル」からの読み込みにも対応しているのが地味にポイント高め。

Photomator for iPad 04

書き出しは、画質とフォーマット、サイズを指定できます。

オブジェクトを消す

Photomator for iPad 14

UIはかなりシンプルで、右上にあるメニューから操作します。

オブジェクトを消すには絆創膏アイコンをタップ。消したい部分をなぞっていきます。

Photomator for iPad 13

1回目。

影が残りましたが、オブジェクトはほとんど消えました。

さらに残った影を消します。

Photomator for iPad 15

2回目。

Photomator for iPad 11

わりと綺麗に消えました。

切り抜き

Photomator for iPad 12

切り抜きは、手動で切り抜いたりアスペクト比を指定して切り抜いたり、回転させたりできます。

左下のアイコンから、Straightenで水平調節、Perspectiveで傾き調節もできます。

カラー調節・解像度向上

Photomator for iPad 10

カラー調節は、自動でやるだけならメニューにあるMLのアイコンをタップします。解像度の向上もMLでやります。あとは、下メニューにあるフィルターで色味を変更することができます。

手動調節を行う場合は、さらに多くの項目で調節ができます。

Photomator for iPad 09

オブジェクトだけの色味を調節したい時は、レイヤーを使います。

レイヤーから「対象を選択」「空を選択」「背景を選択」を使って色味を変更したいレイヤーを作り、その部分だけを調節していきます。

例えば、空の色だけを変更したい時は、空を選択してそのレイヤーだけを調節すればいいのです。

Photomator for iPad 08

対象を選択を使ってみましょう。
タップするだけで自動で選択できます。

影をスルーしてオブジェクトだけを綺麗に選択できていますね。この選択機能はAIで処理されているので、実に綺麗に処理が行われます。

Photomator for iPad 05

背景を選択も使います。
これで、オブジェクトと背景をレイヤー分けできました。

Photomator for iPad 02

iOS標準の「写真」だけでは物足りないときにいいかもね。

Mac用も今後登場するようなので、ちょっと期待。

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