ラジオ番組のネット同時放送が解禁!「radiko」始まる

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ラジオ番組の本放送をネットでも同時放送するサイマルキャストサービス「radiko」の試験運用が、いよいよ始まりました。この試験運用は8月末までで、9月以降からは上手くいけば実用化を計画しているとのことです。

これまで、インターネットストリーミングやPodcastといった形でのネット配信はありましたが、ここまで多くの放送局が参加して、本放送と同じ内容がリアルタイムでネット配信されるというものは初の試みです。

ラジオ業界がネットに本格参入できるかどうかの試金石として、非常に重要なサービスであると共に、これまでラジオを聴くことに障壁を感じていたライトリスナーにとっても嬉しいサービスとなっています。

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聴取エリアの制限は意外とあいまい

本放送をそのまま流すと言う事で、CMや演者との契約上の制約から、聴取できるエリアが制限されています。エリアは、東京局(TBSラジオ, 文化放送, ニッポン放送, ラジオNIKKEI, InterFM, TOKYO FM, J-WAVE)大阪局(朝日放送, 毎日放送, ラジオ大阪, FM COCOLO, FM802, FM OSAKA)に分かれていて、アクセスする地域によってどちらかの局の放送が聴けたり、聴けなかったりします。

このエリア制限は、プロバイダー情報からおおまかに判断している為か、意外とあいまいな部分があるようで、接続しているプロバイダーによってはエリア外のはずの東京局の番組が聴けたり、大阪局のエリア内に住んでいるのに大阪局の番組が聴けなかったりといった報告もちらほら目にします。

エリア外の人はどうする?

今後、radikoを聴取できない人向けに、東西の有志がプロキシサーバーを立てたり、安価で国内VPNサービスを行うビジネスが開始したりといった動きになるかも知れませんが、現状では、KeyHoleTV頼みとなります。

radikoの特徴

以下にradikoの特徴を挙げてみました。
マイナスポイントが殆ど無い、良質なサービスであることが分かります。

  • 電波状況に左右されない。
  • ノイズ無しで高音質。(HE-AAC, 48kbps, ステレオ)
  • ブラウザだけでアクセス可能。
  • FlashなのでOSを問わない。
  • 登録やログインといった面倒な作業は一切必要無く、無料で利用できる。
  • 本放送と同じ扱いなので、私的録音も可能。
  • 本放送とのタイムラグは約5秒ほど。

radikoを便利に使うアプリ

radikoはそのままでも十分使い良いのですが、やはりブラウザと別のアプリに切り離したいというニーズも多くあります。そんなニーズに答えてくれるアプリ「radikoプレイヤー」が、radiko開始後に速攻でリリースされています。(MacとWinに対応。)

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radikoを録音する

radikoの放送は通常のラジオ放送と同じ扱いなので、私的録音の範囲内であれば許可されています。radiko単体には録音機能がありませんので、録音にはKeyHoleTVと同様に、PC上の音声を録音できるソフトを使います。


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