iOS 5になって色々と追加された200項目を超える新機能。
iPhoneの使い勝手を最も向上させる大きな変化としては、「通知機能」と「Wi-Fi経由での自動同期・iCloudへのバックアップ」が加わりました。また、カメラ機能も地味ながら改良が加えられ、より使いやすくなっています。
iTunesとWi-Fi経由で自動同期
念願のWi-Fi同期。
こまめに自動同期されるので、PCとあまり接続しなくても常に最新の状態を保つことが出来ます。
iCloudにWi-Fi経由でバックアップ
同期の他、Wi-Fi経由でiCloudにバックアップを作成することができます。
iCloudのストレージは、5GBまで無料で利用可能。
通知機能
Jailbreakのユーティリティー「MobileNotifer」を正式に実装した「通知機能」。
画面を上から下にスワイプ(なぞる)すると、これまでの通知履歴や天気予報などを表示できます。
ロック中の通知はロック画面に表示され、通知のあったアプリを直接開く事が出来ます。
ロック画面からカメラを起動可能
スリープ状態からホームボタンを2回押しするとカメラアイコンが表示され、そこから直接カメラアプリを起動できるようになっています。(iPhone 4S/4/3GS, iPod touch 4Gのみ)Jailbreakで先取りされていた非常に便利な機能です。
これと同じくらい有用な「LEDフラッシュボタン」も、そのうち正式に実装されるかもしれません。
使いやすくなったカメラ機能
カメラアプリを起動中、iPhone本体の音量を上げる+ボタンでシャッターが切れるようになり、デジカメのように横に構えて撮影するときにシャッターを切りやすくなりました。また、オプションでグリッド線を表示できるようになっています。
カメラロールの写真表示からは、写真の簡単な編集(回転、自動補正、赤目除去、切り取り)が行えます。
緊急地震速報
やっとiPhoneにも実装された「緊急地震速報」。
有効にするには設定 > 通知の一番下から。
後で読む、リーディングリスト
Mobile Safariには“後で読む”機能である「リーディングリスト」が実装されました。InstapaperやReadItLaterのようにWebサイトをテキストだけで表示する事はできませんが、メニューから手早く登録することができます。
登録したページのリスト表示はとても見易いので、簡易ブックマークとしても利用できそうです。
着信をLEDでお知らせ
アクセシビリティが改善され、着信や通知があったときにLEDフラッシュを点灯してお知らせする機能(iPhone 4/4Sのみ)や、連絡先の登録データ別にバイブレーションの設定、補聴器モードなどが加わりました。
これらの新機能を使うには、 設定 > 一般 > アクセシビリティ から設定を行います。
この他、iOS5で加わった新機能の一部
- iMessage - iOS 5 ユーザ間でメッセージのやりとり。Wi-Fi経由でも動作する。
- リマインダー - TODOリスト。iCloud, iCal, Outlookと同期する。
- メールの改善 - メッセージへのフラグ付け、開封済み・未開封がまとめて行えるように。
- カレンダーの改善 - iPadの年表示、iPhone / iPod touchの週表示。長押しタップでイベントの作成が行えるように。
- iPadジェスチャー - 4本または5本の指でピンチするとホーム画面に移動。上にスワイプするとマルチタスクバーが表示。左または右にスワイプでApp切り替え。
[ アップル - iOS 5 特徴 ]