ソーシャルブックマークサービスDiggが、RSSリーダーサービス「Digg Reader」を本格始動しました。
Google Readerから簡単にインポートできて、Web版とiOSアプリ版があり、ショートカットキーは互換と、Google Readerからの乗り換えに最適な環境が早くも整えられています。
シンプルに徹した表示
記事の表示方式は、リストビューとフルビューのみ。
Feedlyとは違い、サイドメニューが常時表示されるというオーソドックスなものとなっており、動作はサクサクで"カッチリ"した操作性を感じさせます。
これで表示方法に、記事のサムネイルを表示するマガジンスタイルがあれば、(ブラウザのアドオンなどを使わない)プレーンな状態での記事の表示に関しては完璧に近いかもしれません。
ショートカットキー
ショートカットキーはGoogle Readerと互換性を持たせてあるので、そのまま使えます。
j / kで記事送り・戻り、sでセーブ、vで元記事を開くなど。
イマイチな部分
記事の既読 / 未読の分類が曖昧というか、既読記事も未読記事もごちゃまぜに表示されるのはあまりいただけません。Feedlyのように、既読記事や既読カテゴリを非表示にする設定が欲しいところ。
また、これもFeedlyと同じく記事の検索機能が無いので、ブラウザのCTRL+F / cmd+Fで代用する必要があります。
FeedlyかDigg Readerか?
機能面だけで言えば、拡張機能やGreasemonkeyを入れてちょっとカスタマイズした状態のFeedlyが現状ベストに間違いありません。ただ、何もしていないプレーンな状態での比較となると、ほぼ互角なので
サムネイル表示にこだわるならFeedly。
リストビューだけでも十分ならDigg Reader。
という選び方でいいと思います。
APIも公開されているので、対応アプリの登場にも期待できそうですし、案外良いサービスに成長するかもしれません。ただ、RSSリーダーは(Googleが切り捨てたほど)収益性が微妙なサービスということで、お金のあまりないDiggがいつまでこのサービスを継続できるかについては、少々心配な一面もあります。
- Source Digg Reader
- AppStore Digg(無料)