iPhone 4SとiPad 2にとっての「iOS 8.1.1」は、ごくごく微少ながらパフォーマンスアップをもたらすことになったようです。
「iOS 7.1.2」「iOS 8.0」「iOS 8.1.1」と3種類のiOSを適用したA5チップ搭載デバイス(機種名は不明)でアプリの起動速度を測定した結果によると、「iOS 8.0」から「iOS 8.1.1」へのアップデートによって、Safariのみが若干のスピードアップを果たしていることが判明しました。その他のアプリは「iOS 8.0」の頃とほぼ同じですが、Safariのみは「iOS 7.1.1」より少し遅い程度となっています。
さらに、「iOS 8.1」と「iOS 8.1.1」でSafariのページ表示速度を計測した結果では、「iOS 8.1.1」の方が約2秒ほど速く表示されることも判明しています。
Safariのみがパフォーマンスアップした要因としては、「iOS 8.1」の時に発生していた不具合か何かを改善したことによる影響とみられていますが、RAMが512MBしかないA5チップ搭載デバイスでRAMを食うSafariがパフォーマンスアップしたことによる影響は、微々たるものとはいえ結果的には全体的なパフォーマンスアップに繋がるとみられています。
- Source Ars Technica