iPhone 8の顔認証向けか?Apple、顔認証ソフトウェア会社RealFaceを買収

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Realface kaoninshou

Appleが、イスラエルのソフトウェア開発会社RealFaceを200万ドルで買収したと、Times of Israelが報じています。

RealFaceは、2014年にスタートアップしたばかりの従業員10名の小さなソフトウェア開発会社ですが、顔認証に関する知的財産権を保有しています。今回の買収により、これらの技術や権利はAppleの物となります。

RealFaceが公開している顔認証のデモアプリ動画をみると、iPhoneのカメラで撮影した人の顔を一瞬で識別して、ロックの解除や拒否の判断を行っています。タイムラグは全く感じられず、かなり実用的であるようには見えます。

これまで出ている「iPhone 8」の噂の1つとして、顔認証が実装されるというものがありますが、今回の買収は、その噂の裏付けとなりそう。

企業買収による噂の裏付けの前例を挙げると、一番最近の物では、2015年に同じイスラエルのカメラ企業LinX(デュアルレンズカメラなどを開発)を2000万ドルで買収。その後、2016年に発売された「iPhone 7 Plus」では、デュアルレンズカメラが搭載されました。

実際にこの技術でソフトウェアの顔認証が実装されると、iPhoneに触れること無くロック解除などが行えるようになりますが、精度はどの程度なのしょうか?例えば写真、双子、似ている人物でもロックが解除できるとすれば、セキュリティとしては全く駄目駄目ですよね。

「iPhone 8」には、Touch IDでの指紋認証も実装されるので、セキュリティを重視するならそっちで、利便性を重視するなら顔認証でという使い分けを行うようになるのか?

顔認証については、レーザー3Dスキャナーを使って顔面をスキャンする認証方法が用いられるという説もありますが、装置がまだまだ大きい為、スマートフォンに実装されるのはかなり先のことになりそう。仮に、レーザー3Dスキャナーが搭載された場合、顔認証の他にも、距離を測定したりオブジェクトを3Dスキャンしたりといったこともできるようになり、アプリにもちょっとした革命が起こりそうです。

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