アメリカで、白人至上主義者と反対派が衝突して死傷者が出た問題を受けて、白人至上主義者に対する風当たりが各所で強まっていますが、ネット上でもその動きがみられます。
まず、Apple。
ネオナチのアパレル販売サイトで、「Apple Pay」を使った電子決済が行えないようにブロックしています。
Googleは、ネオナチサイト「The Daily Stormer」のドメインを管理していたとして指摘された後、このドメインを停止。
ハッカー集団アノニマスは、白人至上主義のサイトを攻撃のターゲットにすることを公言。大規模なDDoS攻撃が仕掛けられる恐れがあることから、リスクを嫌ったホスティングサービスからBANされるという流れに発展しています。
If we find you promoting white supremacist terrorism online. We will come for you. Expect us. #OpDomesticTerrorism #Anonymous
— Anonymous (@YourAnonGlobal) 2017年8月14日
さらに、CDN(コンテンツ デリバリー ネットワーク)サービスのCloudflareは、ネオナチサイト「The Daily Stormer」をDDoS攻撃から保護しているとしてネット上でバッシングされた後、CEO自ら、このサイトに対するDNSサービスを停止したと発表しました。完全にBANされ、二度とアカウントを作成することができないように対策までしているという力の入れようです。
CloudflareなどCDNサービスのDNSサーバーを介さなくなると、DDoS攻撃を受ければひとたまりもなくなります。そうなると、利用できるホスティングサービスはほぼ無いでしょう。まさに四面楚歌といったところですが、この騒動はまだまだ発展しそうな予感。
- Source Cloudflare Blog
- Source Gizmodo
- Source Buzzfeed