CPU脆弱性「Spectre」への対策を行ったiOSとmacOSアップデートがリリース

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Ios1122update 

1月9日(火)より、「iOS 11.2.2」と「macOS High Sierra 10.13.2追加アップデート」がリリースされました。

特に追加された新機能はなく、どちらも件のCPU脆弱性を対策したセキュリティアップデートとなります。

「iOS 11.2.2」は、CPU脆弱性の「Spectre」による影響を軽減したバージョンのSafariとWebkitが含まれます。iPhone 5s以降、iPad Air以降、iPod touch 6th以降に対応しています。

今回のCPU脆弱性、iOSにはあんまり影響ない?

CPUを高速化させるハードウェアに起因した脆弱性で、メモリ内の情報を盗み取られる可能性がある。

「Meltdown」は、IntelのCPUのみが対象。OSのアップデートで修正可能。でもアップデートすることでCPUのパフォーマンスは落ちる。根本的な解決方法は今後登場する対策済みのCPUに交換するか、AMDのCPUに交換する。IntelのCPUを搭載していないiPhoneやiPadは影響を受けない。IntelのCPUを搭載しているMacについても、すでにリリース済みの「macOS High Sierra 10.13.2」で一部修正されている。

「Spectre」は、IntelだけではなくAMDやARMなどのCPUに起因した脆弱性で、各種アプリケーションのアップデートで対策する必要がある。基本的にはWeb経由で脆弱性を突かれるので、Webブラウザをアップデートするのが最も効果的。幸いにもiOSはSafariとWebkitのみなので、これをアップデートするだけでかなり安全になる。

iPhoneやiPadは「iOS 11.2.2」以降にアップデートすれば、ほぼ問題ない。
Macはパフォーマンスが少し落ちるかも。

そんな感じです。

電源管理機能という名の計画的陳腐化が施されたされた一件以降、iOSのアップデートはちょっと億劫ですが、今回のアップデートに関しては修正パッチなので、あてておいたほうがいいかもしれませんね。

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