先日、1月9日(火)よりリリースされた「iOS 11.2.2」には、CPUの脆弱性「Spectre」の対策が含まれます。
「Spectre」は、Intel, AMD, ARMと全てのCPUを対象とする脆弱性で、iOSデバイスも脆弱性の影響を受ける対象です。こちらは「Meltdown」とは違い、OSのアップデートではなく各種アプリケーションのアップデートで対応する事になっていて、Webブラウザを対策済みにアップデートするだけでも脆弱性を悪用される確率はかなり低まります。
「iOS 11.2.2」では、この対策済みのSafariとWebkitが含まれています。Appleが発表した内容によると、パフォーマンスの低下はほぼ見られなかったとしていますが、一方で、とあるベンチマーク結果ではパフォーマンスをかなり低下させることが分かりました。
Appleの公開した文書によると、パフォーマンスにほぼ影響がないかのような記述がされています。
Safari の影響緩和策を適用後のパフォーマンス低下については、Speedometer や ARES-6 のテストでは測定可能な影響はなく、JetStream ベンチマークでも 2.5% 未満の影響しかありません。
ブログMelv1nの記事では、iPhone 6を使って「iOS 11.1.2」と「iOS 11.2.2」とでベンチマークテストを実施、そのスコアを比較しています。
どのベンチマークテストを使ったかは明記されていませんが、どうやらブラウザのベンチマークのようです。
そのスコアを参考にすると、iPhone 6を「iOS 11.1.2」から「iOS 11.2.2」にアップデートしたことで、シングルコアで41%、マルチコアで39%ものパフォーマンスが低下してしまっています。
その他の数値も凄くて、メモリを除く全てのパフォーマンスが約40%〜50%ほど低下してしまっています。
iPhone 6向けの電源管理機能は「iOS 10.2.1」から搭載されているので、今回の結果には影響を及ぼしていません。つまり、「Spectre」の修正によってSafariやWebkitのパフォーマンスが約40%〜50%ほど低下しているということ。
この結果を見てしまうと、正直「iOS 11.2.2」にアップデートするのをためらってしまいそうですが、あくまでブラウザでのパフォーマンスですから、気にせずアップデートしましょう。
・・・といっても、ブラウザの機能を使うアプリは軒並みパフォーマンスが低下するんか。
- Source Melv1n