iPhoneに搭載されているNFCが、Apple Payの電子決済以外にも使えるように近々拡張されるという話が出ています。
WWDC 2018で正式発表される「iOS 12」の新機能の1つとして予想されていて、iPhoneをICカード乗車券として使ったり、ドアのロックを解除したりすることもできるといいます。
Apple本社に勤めている従業員は、すでにiPhoneを使ってオフィスのドアのロックを解除していることから、この新機能の話は真実味がありそうです。
ICカード乗車券に関しては、日本ではすでにSuicaが対応していますが、これは、Felicaに対応するNFCチップが搭載されていることで可能になったものです。(「iPhone 7」以降で搭載された)
今回のNFCチップをICカード乗車券として使える拡張が行われれば、海外の非FelicaのICカード類もApple Payで使えるようになるでしょう。
ドアのロック解除、つまり鍵としてiPhoneが使えるようになるという“スマートロック機能”については、Bluetoothを使った製品が多くあります。ただ、Bluetoothの場合はかなり遠くまで電波が飛ぶ為、スマートロックとして使うにはセキュリティ的に問題があるという指摘も・・・。
一方で、NFCは通信距離が3cm以下と短く、Bluetoothと比べると遥かにセキュア(決済方法に使われるだけあって)で、スマートロックとして採用されても安心して使えそうです。
現在、NFCチップが搭載されているiOSデバイスは、「iPhone 6」「iPhone 6 Plus」「iPhone 6s」「iPhone 6s Plus」「iPhone SE」「iPhone 7」「iPhone 7 Plus」「iPhone 8」「iPhone 8 Plus」「iPhone X」「Apple Watch Series 2」「Apple Watch Series 3」になります。
「iPhone 6」や「iPhone 6s」の死に状態にあるNFCチップが、やっと有効活用されるときが来るか??
- Source The Information
- Via 9to5Mac