初期パスワードのネットワークカメラが多すぎ問題、ライブカメラとして公開?

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相変わらず、ネットワークカメラのパスワードを設定せずにそのまま設置して使っているケースが多いようで、(初期パスワードのままの)ネットワークカメラの映像を見られるサイトでは、多くの光景をチェックすることができます。

まるでライブカメラ。

その中には、変な文字が画面に書き込まれているケースも・・・。
実はこれ、ハッキングされたものなんです。

Network IPCamera Security 03

店舗や駐車場、工事現場、パチンコ屋、保育園など数多くの監視カメラが、初期パスワードのまま稼働中。

ネットワークカメラを設置したらこんな感じになるよという目安としてチェックすることもできるので、第三者にとってはちょっと有用だったりもしますが、当事者からすると、知らない間に全世界に配信されていることになるので、あまり気分が良いものではありません。

個人で設置したものでないと、その辺は無頓着なのかな?

Network IPCamera Security 01

I’m Hacked. bye2と書き込まれた水族館の監視カメラ。

Network IPCamera Security 02

スーパーの監視カメラにも、ふざけたメッセージが書き込まれています。

ロイターの報道によると、不正アクセスの被害はこういったイタズラメッセージを表示させるだけではなく、カメラのパスワードを変更して乗っ取るケースもあるようです。

これを受けて、キヤノンは「不正アクセス防止対策について」というマニュアルを公開。不正アクセスへの対策方法を紹介しています。

不正アクセス対策のポイントは大きく分けて4つ。

  1. 初期パスワードを変更する
  2. ルーターを経由して、プライベートIPアドレスで運用する
  3. ファイアーウォールで通信を制限する
  4. SSL暗号化通信を設定する

ルーターを経由していれば、ネットワークカメラの設定でパスワードを変更するだけで、勝手に配信されたり不正アクセスされる心配はまずなくなります。今時の機器なら、ポートを開けなくても出先からネットワークカメラの映像を確認できるでしょうし、とりあえず初期パスワードは変更しましょう。

でもこの中には、分かってて公開しているカメラもあるのかも。(そうとしか思えない)

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