Bloombergの記事によると、最大3つのデバイスを同時にワイヤレス充電できる「AirPower」の発売は9月まで延期されるということです。
発売が延期された理由としては、技術的な問題が発生してそれを改善するためだといわれています。具体的には、ワイヤレス充電時に異常に過熱する不具合があったようです。「AirPower」が発表されたのは2017年の9月ですから、発表から発売まで丸々1年かかることになります。
そんなiPhoneのワイヤレス充電に関して、ちょっとおもしろい話が出ています。
Appleは、昨年の「iPhone X」でワイヤレス充電に対応することで、Lightningポートを完全に廃止しようと検討していたそうです。
理由は定かではありませんが、おそらくコストダウンの為。
Lightningポートがなければ、その分のパーツ代もかからず、充電器とLightningケーブルを同梱する必要もありません。「iPhone X」の販売価格を少しでも下げようと考えたのでしょうか?
しかし、ユーザー側からすると、充電するにはワイヤレス充電パッドを同時購入しなければならず、余計な出費が増えるわ、iTunesにバックアップはできないわ、イヤホンやマイクはBluetoothのやつを使わなければいけないわで、メリットは何もありません。
「iPhone 7」で3.5mmイヤホンジャックが廃止されただけでも、ツールとしてのオワコン臭が漂っているというのに・・・。もし、このApple社内にいるアンチ有線接続なワイヤレス至上主義者のトンデモ案が通っていれば、「iPhone X」は大失敗デバイスとして歴史に名を残したかもしれません。
結局、そんなトンデモ案は流れて、「iPhone X」はLightningポートを付けたまま発売されました。
さらに、2019年に登場するiPhoneは、Apple独自規格のLightningから汎用性の高いUSB-Cに変更されるということなので、ワイヤレス至上主義者のトンデモ案を経たことで、むしろいい方向に向かっているように思えます。
- Source Bloomberg