日本時間では10月14日の午前2時から開催されるAppleスペシャルイベント。
一体どんなデバイスが発表されるのか?
これまでの噂やリーク情報で散々伝えられていますが、今回のイベントではiPhone 12シリーズが発表されることはほぼ確定。iPhone 12主体の発表イベントとなりますが、その他にも「HomePod mini」や「MagSafeワイヤレス充電器」が発表されるようです。
「HomePod mini」は小型のスマートスピーカーで「HomePod」の半分の大きさ。価格は99ドル。
「MagSafeワイヤレス充電器」は磁力で着脱するワイヤレス充電パッドで、「iPhone 12」に対応する周辺機器となります。
なお、これまで噂されていたビーコンの「AirTags」、オーバーイヤーヘッドホン「AirPods Studio」については今回のイベントでは発表されないという情報が出ています。
iPhone 12シリーズ
ミッドレンジモデル2機種、ハイエンドモデル2機種の合計4機種あり。
全機種がA14 Bionicチップと有機ELを搭載、ミッドレンジモデルはデュアルカメラ、ハイエンドモデルはトリプルカメラ+LiDARスキャナーを搭載している。
iPhone 12 mini
- 画面:5.4インチ有機ELディスプレイ
- SoC:A14 Bionic
- 容量:64GB / 128GB / 256GB
- カメラ:デュアルカメラ(広角, 超広角)
- 価格:699ドルから
注目モデルの5.4インチ「iPhone 12 mini」。
「iPhone SE 2」とほぼ同じサイズの本体に、5.4インチ有機ELディスプレイとデュアルカメラを搭載している、小型かつ高性能なモデル。価格は64GBモデルが699ドルからと、現在の「iPhone 11」と同じ価格設定。
懸念材料としては、小型すぎる本体のために熱暴走の心配がつきまとうこと。また、その対策として若干クロックダウンしてくる可能性も考えられる。
iPhone 12
- 画面:6.1インチ有機ELディスプレイ
- SoC:A14 Bionic
- 容量:64GB / 128GB / 256GB
- カメラ:デュアルカメラ(広角, 超広角)
- 価格:799ドルから
「iPhone 11」より100ドル高くなる「iPhone 12」。
「iPhone 12 mini」と「iPhone 12 Pro」の中間で、一番地味なモデルとなりそうだが安定して使いたいならこれ。
iPhone 12 Pro
- 画面:6.1インチ有機ELディスプレイ
- SoC:A14 Bionic
- 容量:128GB / 256GB / 512GB
- カメラ:トリプルカメラ(広角, 超広角, 望遠)、LiDARスキャナー
- 価格:999ドルから
程よい大きさでトリプルカメラを搭載するハイエンドモデル。価格は999ドルからで、現在の「iPhone 11 Pro」と同じ。
iPhone 12 Pro Max
- 画面:6.7インチ有機ELディスプレイ
- SoC:A14 Bionic
- 容量:128GB / 256GB / 512GB
- カメラ:トリプルカメラ(広角, 超広角, 望遠)、LiDARスキャナー
- 価格:1,099ドルから
iPhoneの中で最も大きい6.7インチディスプレイを搭載するハイエンドモデル。その分バッテリー容量も大きいので 用途によってはいいかも。価格は「iPhone 12 Pro」より100ドル高くなる。
・・・という感じ。
iPhone 12シリーズについては、なんと言ってもカメラ性能の進化に期待ですね。A14 Bionicチップは先日の「iPadAir 4」のベンチマークテスト結果で明らかになっている通り、文句なしのパフォーマンスになるのでそこまで驚きはありませんが、インカメラを含めてカメラ性能がどこまで進化しているか?
「iPhone 11」の時にあったオートホワイトバランスがクソすぎる問題は解消されているのか?
小さくて安い「iPhone 12 mini」は魅力的ですが、頻繁にビデオ撮影に使うのなら熱暴走しにくい「iPhone 12」の方がいいでしょうね。
HomePod mini
最近になって噂として出てきたスマートスピーカー「HomePod mini」。
「HomePod」のように高額なスマートスピーカーではなく、99ドルというお手頃な価格設定で登場。大きさは「HomePod」の半分で、Apple Watch SEと同じApple S5チップを搭載しているといいます。
10月13日の発表イベントでお披露目され、11月6日に予約受付が開始。11月16日より発売開始予定。
ただし、「HomePod」の時のように国によって発売時期が異なる場合も考えられます。
ワイヤレス充電パッド
一時は、技術的な問題が解決できないことを理由に開発中止になっていたApple純正のワイヤレス充電パッドの「AirPower」が、別のワイヤレス充電パッドとなって復活!?
噂では、かつてMacBookに採用されていた磁力で着脱できる「MagSafe」を採用したワイヤレス充電器が登場するといいます。
このワイヤレス充電器は2バージョンあり、単体のデバイスを充電できる「MagSafe Charger」、2台のデバイスを充電できる「MagSage Duo Charger」が存在。従来のワイヤレス充電パッドのようにデバイスを上に乗せるのではなく、磁力で着脱してワイヤレス充電を行うタイプになるとのこと。
iPhone 12シリーズには、このワイヤレス充電パッドに対応するためのリング状のマグネットが背面に埋め込まれているという話もあります。