一部のiPhoneユーザーから、アルミフレームの色落ちが報告されています。
この症状についてAppleサポートフォーラムに最初に書き込まれたのは、2020年の5月。かなり前から発生していた症状のようですが、なぜか今頃になって話題となり、多くの人に知られることになりました。
色落ちを報告した人の書き込みによると、わずか数ヶ月の使用で色落ちが発生しAppleサポートに対応を求めたところ、色落ちは保証の対象外になると回答されたといいます。
色落ちが報告されているモデルは「iPhone 11」が多数を占めますが、「iPhone 12」や「iPhone SE 2」などでも同様の報告があります。これらのモデル共通しているのが、アルミフレームが採用されているという点。
一般的にアルミニウムの色落ちというと、アルマイト処理された色付きのアルミニウム素材で発生するのが知られています。その原因となるのが紫外線です。特に赤色が退色しやすく、すぐにピンク色のようになってしまいますが、iPhoneでもそれと同様の症状が発生したのでしょうか?
色落ちが報告されているカラーはレッドが目立っていますが、グリーンやブラックでも色落ちが報告されています。
色が濃いレッドやブラックは、色落ちに気が付きやすい。
色が薄いグリーンでも、うっすらと色落ちが確認できます。
報告されているiPhoneの色落ち
- 購入からわずか数ヶ月で色落ちが発生
- iPhone 11、iPhone SE 2、iPhone 12などで色落ち報告あり
- iPhone 6sなどの以前のモデルでは発生していない
- レッド、グリーン、ブラックなどで色落ち報告あり
考えられる色落ちの原因
- 保護ケースとの摩擦で塗装が削れた
アルミニウムの退色というと紫外線の影響が真っ先に思い浮かびますが、iPhoneなので紫外線の影響を受けたとは考えづらく、いくつかの写真をチェックしてみると、保護ケースの形に色落ちしているものが多いので、どうも保護ケースが色落ちの原因なんじゃないかな?という気がします。
公式フォーラムのスレッドにあるwontfixitさんの報告では、2週間ほど保護ケースを装着していて取り外した所、↓のような状態になっていてビックリしたとあります。
まるで綺麗に研磨されたような色落ち。
保護ケースの種類や素材によっては、ここまでなるんですね。
でも、これはこれで味があるような・・・?
iPhoneケースは柔らかい素材を選ぼう
というわけで、色落ちの原因はやっぱり保護ケースでしょう。
硬い素材で設計が甘く密着度が低いものは、持ち運びの際にiPhoneと保護ケースで摩擦が発生して塗装皮膜を剥がしてしまうのかもしれません。これを防ぐためには、柔らかい素材の保護ケースでiPhoneにピッタリフィットするものを選ぶと色落ちの予防になります。ハードケースでも、iPhoneとの接触面にシリコンやゴム素材が採用されていれば安心です。
自分はiPhone 11、iPhone 12、iPhone SE 2と使ってきて、全てにSpigenのクリアケース(シリコン製)を装着していますが、色落ちは一切発生していません。
ありがちすぎて面白みはあまりないかもしれませんが、一番安定しているのがクリアケースということで間違いありません。
- Source Apple Community
- Source Svetapple.sk
- Via MacRumors