ARデバイスのAppleグラスが無期限開発中止、MRヘッドセットは3,000ドルで6月発表

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Appleglass dev discon

AppleのVRヘッドセット関連製品にまつわるニュースとしてBloombergが報じた内容によると、現在開発中のモデルは3つあり、その内の1つであるARグラスは、技術的な問題が発生したことで開発中止になっているということです。

  • ARグラス:技術的な問題で開発を停止
  • VR/MRヘッドセット:今年後半に登場、価格は3,000ドル前後
  • 低価格のVR/MRヘッドセット:開発中

ARグラスというと、かなり前にGoogleレンズが登場した頃に話題になったデバイスですね。

ちょっとサイバーなメガネのレンズ部分にAR(拡張現実)で映像を投影できるというもので、ドラゴンボールZのスカウターのような近未来感もありワクワクしたのを覚えていますが、話題になったのは登場した時だけで、定着することなく次第にフェードアウトしていった分野のデバイスです。

今やGoogleレンズというと、スマホのカメラで検索したり翻訳するGoogleの機能の1つとしての名称に置き換わっています。

Appleは、VR/MRヘッドセットの開発と平行してARグラスも開発していました。「Appleグラス」として今年発売予定だったようですが、技術的な問題が発生したために無期限で開発中止になったと伝えられています。

産業用から娯楽用まで幅広く使えるVR/MRヘッドセットと比べると、ARグラスはあまり需要を見いだせないデバイスなので、「Appleグラス」は製品化されることなくフェードアウトしていく可能性もありますが、中止ではなく停止ということから、開発再開の可能性も残しつつ、市場の開拓が可能であれば製品化するという感じでしょう。

Apple初のVR/MRヘッドセットは、6月のWWDC23で発表されて今年後半に3,000ドル前後で発売されるといわれています。日本円換算で約385,000円とめちゃくちゃ高価ですが、ソニーの4Kディスプレイをデュアルで搭載している8KのVRヘッドセットで、MRのために外部カメラを12個搭載しているハイエンドモデルということで、その価格になっています。

これよりさらに低価格なVR/MRヘッドセットも開発されているということですが、低価格といってもiPhoneよりは確実に高くなるでしょう。

レンタルサービスがあれば一度利用してみたいけど、大枚をはたいて買うほどではないという位置付けのデバイスになりそうです。

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