iPhone 15のFineWovenケース、米国の小売り店では取り扱わずネットのみに...その理由は?

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iPhone 15向けのFineWovenケースを取り扱う店舗が減少?

9to5Macの記事によると、米国の小売大手であるWolmartやBest Buy、Targetなどの店舗では、Apple純正のiPhoneケースとしてFineWovenケースの取り扱いが無く、MagSafe対応シリコンケースとクリアケースのみ売り場に並んでいるということです。

これらの小売大手でFineWovenケースを購入するには、ネットストアで購入する必要があります。レザーケースの時は店舗の売り場に並んでいたことから、なんらかの理由によりFineWovenケースの取り扱い(または店内でのディスプレイ)を敬遠しているようです。

その理由として考えられるのが、FineWovenという繊維を編み込んだ素材特有の症状です。

発売当初より指摘されていますが、「耐久性がない」とか「跡が残る」とか「色移りする」といった特性があります。

Finewoven 3BeNIrf
(image: SaladOrPizza)

摩擦による劣化がよく分かる例。エッジの部分が摩擦によって削れています。

Posts from the iphone
community on Reddit

MagSafeの跡が残った例。

Guess which finewoven stained my MagSafe
byu/nick_0024 iniphone

MagSafe側に色移りした例。

Weird peeling happening on FineWoven case.
byu/unicorn_butt_sex iniphone

表面が剥がれてきた例。

Best Buyのネットストアのユーザーレビューでは、FineWovenケースは2.1/5という低評価。「角が剥がれてきた」とか「摩擦で変色する」といったレビューが投稿されています。なかなかガチなレビューですね。Appleオンラインストアにはユーザーレビュー欄が無くなっているので、こういったオンラインショップのレビュー欄は貴重です。

環境への配慮から本革を使用したレザーケースを廃止したAppleですが、安直に合皮を使わずに繊維を編み込んだFineWovenを採用したのは少し失敗だったかもしれません。合皮の場合は、3年ほどで加水分解して表面が剥がれてきますが、FineWovenは3年ももたせることはできないでしょう。

売り場でディスプレイすると劣化具合が明るみになってしまうので、それを避ける目的で店舗での取り扱いを行っていないと予想されます。

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