(image: @MajinBuOfficial)
これまで出ているiPhone 17シリーズの噂では、全モデルが120Hzディスプレイにスチールシェルバッテリー、カメラユニットの変更とフロントカメラが24MPにアップデートされるということが、大きなポイントとなっていますが、Proモデルに限定した噂として、iPhone 17 ProとPro Maxには排熱用のベイパーチャンバーが搭載されるという情報があります。
ベイパーチャンバーとは?
ベイパーチャンバーは、高性能冷却技術の一つ。 チャンバー内の液体(通常は水や特殊な冷却材)が熱により蒸発。蒸気が高温部分の熱を吸収し、冷たい部分に移動して再び液体に戻ります。この過程で熱が放散され、デバイス全体の温度が下がります。液体は毛細管現象によって元の場所に戻り、循環する仕組みになります。
これにより、A19チップのクロック周波数を維持しながら高いパフォーマンスを保つことが可能となり、さらに夏場の熱暴走にも強くなると考えられます。また、バッテリーの発熱も改善されるので、バッテリーの寿命の延長にも役立ちます。
Galaxyにはすでに搭載されている
iPhoneでは初めて搭載される(かもしれない)ベイパーチャンバーですが、Androidスマホでは、ハイエンドモデルのGalaxy S23の頃からベイパーチャンバーが搭載されていて、そこまで珍しい技術ではありません。
実際にどのようなものなのか?Galaxy S25+の分解画像を参考にしてみましょう。
(image: PBKReviews)
本体のボトムケース部分に銀色のパーツがありますが、こちらがベイパーチャンバーになります。配置はちょうどバッテリーとロジックボードの裏側にくるようになっていて、バッテリーやチップの排熱を効率的に行える設計になっています。
iPhone 17 Proモデルに搭載されるというベイパーチャンバーも、これと同様の構造になる可能性が高いとみられます。以前リークされていたiPhone 17シリーズの3D CADデータでは、iPhone 17 Proモデルのみ背面パーツが変更されているという指摘がありました。通常モデルとの違いがベイパーチャンバーの有無なら、構造の違いにも納得がいきますね。
iPhoneにとって長年のテーマとなっている熱暴走対策、ベイパーチャンバーの搭載により若干の改善は期待できそうです。
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