(image: @SonnyDickson)
日本のTDKが、薄型スマートフォン向けに革新的な新世代バッテリーを開発しているとの報道がDigitimesによって伝えられました。このバッテリーは、AI対応のスマートフォン向けに設計されたシリコンバッテリーで、iPhoneへの搭載が期待されています。
シリコンバッテリーというと、先日、iPhone20周年モデルに搭載されるとして噂されていたバッテリーです。
シリコンバッテリーは、カーボンの代わりにシリコンを用いたハイテクバッテリーで、エネルギー密度が高くなるため、同じ大きさのバッテリーパックでも、より多くのバッテリー容量を確保できるのが特長です。
同じバッテリー容量ならより小型・薄型化することができますが、その分、発熱するというデメリットも生まれるので、薄型スマートフォンに搭載する場合は、バッテリーから発せられる熱をうまく排熱するフレームやパーツの配置が必須となります。
(image: @SonnyDickson)
TDKはAppleのサプライチェーンであることや、スリムなスマートフォン向けということ、TDKのCEOが「一部のスマートフォンメーカーは、この新しいバッテリーを1世代早く製品に採用できるかもしれない」と述べていることから、今年の9月に発売される薄型モデルのiPhone 17 Airに、新世代シリコンバッテリーが搭載される可能性があるという憶測が一部で広がっています。
薄型モデルのiPhone 17 Airは、バッテリーパックが通常モデルよりも薄くなることから、バッテリー容量は自ずと少なくなるため、それを補う為にApple純正のバッテリー内蔵型ケースが復活するという情報が先日出ていましたが、シリコンバッテリーが搭載されるのなら、そもそもそういった製品はApple純正で出してこないのでは?という憶測もできますが、どうなんでしょうか。
iPhone 17 Airは、2027年のiPhone 20周年モデルを待たずして、シリコンバッテリーを搭載する初めてのモデルになるのか?
- Source Digitimes