バイク用のナビアプリとして、かれこれ半年ほど「navico」を愛用しています。
「navico」は、地図データを内蔵しており、電波が全く届かない山の中でも使用できるiPhone初の本格派ナビアプリです。iPhoneアプリとしてはかなり値段が張りますが、本格的なナビを購入することを考えれば安価(マウントとアプリを合わせても1万円チョット)でナビ環境が構築できる有り難いアプリといえます。
これ1つあるだけで、住宅地の入り組んだ訳の分からない道から電波の届かない人里離れた山間部の道までをカバーすることができます。
※ その後のアップデートで、navicoからnavico Gフラットに替わりました。
ルート案内時、バッテリーの消費量
- iPhone 4、Bluetooth無効、輝度最高設定、往復4時間使用でバッテリー残量34%
- iPhone 4、Bluetoothで音声アナウンス、音楽再生、音量大きめ、2時間使用でバッテリー残量76%
navicoの良いとこ悪いとこ
- 夜の山奥からでも帰還できる。
- ルート案内は、目的地までの距離と移動にかかる時間がおおよそ表示されるため、ツーリングなどの計画をたてる目安にもなる。
- 市街地で一方通行がやたらあるエリアを通行する際でも安心。
- 画面の向きをロックしておかないと、カーブや急勾配な坂などで頻繁に画面が回転する。
- ルート案内中に画像添付SMS/MMSが届くと、画面がポップアップで覆われてルートが見えなくなる。(MobileNotiferで対処。)
- 自転車用のルート選択が無い。
車種を自動二輪に設定してぬけみち考慮探索をオンにすると、かなり細い路地に入らされたりする事があります。ルートは車種別にそれなりの違いがあるようです。
目的地は地図上から選択する他、あらかじめ登録地点として設定したり、フリーワードで検索したり、住所や電話番号を直接入力したりといった方法で決定します。初めて訪れた場所でどんな施設があるのか知りたい時には、カテゴリ別に分類された周辺施設の情報が参考になります。
バージョンアップで登録地点をタグで分類できるようになり、更に使いやすくなりました。
車体への装着方法(RAMマウントなど)
バイク・自転車への装着には、各社から発売されている専用のマウンターを使用します。その中でも、最も信頼性の高いマウンターといえば「RAMマウント」が有名です。汎用性が高く、しっかりと固定できる割に取り付け取り外しが容易に行えるという非常に使い勝手の良い製品です。
また、振動が気になるオフ車などの単気筒バイクの場合には、ハンドルバーに装着するRAMマウントのようなタイプではなく、バイク用品メーカーから発売されているナビ対応のタンクバッグを使用する方法もあります。
ここではRAMマウントを使ったiPhone 4の装着例をご紹介します。
iPhone 4用にはセットで販売されているので、初めてでも安心です。
RAMマウントのホルダーは一長一短?
iPhone 4に対応した2つのホルダー「iPhone 4専用ホルダー」と防水ホルダーの「RAM AQUA BOX (M)」には、それぞれに下記のようなメリット・デメリットが存在します。購入時の参考にして下さい。
RAMマウントのiPhone 4専用ホルダー
- 価格が安い。
- 本体が露出しているので、昼間でもナビが見易い。
- 風を直接受けるので、GPS機能使用による発熱が冷却される。
- 保護ケースを外さないと取り付けられない。(傷防止に裏表保護フィルムが必須。)
- 衝撃・振動が結構iPhoneにも伝わるのでダメージが心配。
- 本体が露出しているので、雨が降ると使用できない。
防水ホルダー RAM AQUA BOX
- 価格が高い。
- 全天候対応で安心感がある。
- 保護ケースを付けたままで取り付け可能。
- ウレタンが衝撃・振動を吸収してくれるので、iPhoneへのダメージが少ない。
- iPhone以外でも使える。
- 本体が密閉されるので、夏場の発熱が凄い。
- 防水パック越しの画面は、昼間だと輝度MAXでも見難い。
音声案内はBluetoothで飛ばす
音声案内はBluetoothで飛ばしてBluetoothレシーバーで拾い、ヘルメット内蔵のヘッドホンで聞きます。どうせ走行ノイズや排気音がミックスされるので、Bluetoothレシーバーはコストパフォーマンス重視な「LBT-AR200C2」を選択。クリップを取り外して、ベルクロテープでヘルメットの後ろに装着しています。この構成でかれこれ1年近く使用していますが、これといったトラブルは発生していません。
ただし、このBluetoothレシーバーは、Bluetoothで接続した状態でPLAY/STOPボタンを押すと、発信履歴の一番目の電話番号にリダイヤルするという謎の仕様になっているので、使用する前にあらかじめ発信履歴をクリアにしておく等の一工夫が必要です。