今のところ、iOS 5.0のJailbreakはTethered Jailbreakのみ。
redsn0wを使ったJailbreakに対応しているiOSデバイスは、iPhone 4/3GS, iPad 1, iPod touch 4G/3Gとなっています。
Tethered Jailbreakに関しては、SemiTetherというツールの登場によって幾分デメリットが解消されました。
Jailbreakの前にやること
- iOS 5へのアップデート。
- iTunesでバックアップを作成。
redsn0w 0.9.10b5cのダウンロード
iOS 5.0のTethered Jailbreak
- iOSデバイスをUSBに接続した状態で、redsn0wを起動して「jailbreak」ボタンをクリック。
- 指示に従いDFUモードにする。(パワーボタン(上)とホームボタン(下)を10秒同時押し、さらにホームボタン(下)だけ15秒押し続ける。)
- 「Install Cydia」にチェックが入っているのを確認。
マルチタスクジェスチャーを使用したい場合には「Enable multitask gestures」にもチェックして、Nextをクリック。
これでJailbreakは完了ですが、そのままではCydiaが起動しないのでTethered Bootを行います。
- iOSデバイスが再起動したら、もう一度redsn0wを起動して、今度は「Extras」ボタンをクリック。
- 一番上の「Just boot」ボタンをクリック。
- 指示に従いiOSデバイスをDFUモードにする。
- パイナップルアイコンで再起動したら完了。
[トラブル] CydiaがLoading中に落ちる・・・
ちゃんとTethered Bootしているのに、Cydiaが読み込み中に落ちてしまう。
この症状が出たときには、Cydiaの設定ファイル(metadata.plist, cydia.list)を削除してCydiaを再起動すると良いようです。
iOSデバイスをUSB接続してiExplorerを起動し、下記のディレクトリにあるファイルを削除します。これら2つのファイルを削除しても上手く起動しない場合には、metadata.plistのみを削除してみてください。
root/private/etc/apt/sources.list.d/cydia.list
root/private/var/lib/cydia/metadata.plist
[トラブル] Cydiaで検索しようとすると落ちる・・・
無事立ち上がったCydia。しかし、今度は検索しようとすると落ちてしまう。
これは日本語キーボードが原因の症状なので、設定 > 一般 > 言語環境 から言語をEnglishに変更して、メモ帳など別のアプリでキーボードをUSに切り替えた上で、Cydiaを立ち上げれば良いようです。
Cydia自体そんなに頻繁に使用するものでもないので、Cydiaを使用するときだけ言語変更をするようにすれば、通常の使用に支障をきたすことはありません。
「SemiTether」でデバイスの再起動も怖くない
![semitether2.PNG](https://ipod.item-get.com/img/11/11/semitether2.png)
通常、Tethered Jailbreakをしたデバイスは、再起動する度にredsn0wでTethered Bootを行う必要があります。その為、出先でトラブルが発生して再起動することになった場合、帰宅するまでデバイスが使用できないという最大のデメリットがありました。
そこでリリースされたのがこの「SemiTether」です。これをインストールしておけば、再起動の際にもCydiaアプリが使えないだけで正常にデバイスの再起動が行われ、公式アプリや電話などの機能を使用することができます。
インストールには、Cydia > Manage > Sources > Edit > Add からリポジトリ「thebigboss.org/semitether」を追加する必要があります。
[参考サイト]