MacとiPadなどで、1つのBluetoothキーボードを共有したいとき、使用の度にペアリングさせる従来の方法は、やはり手間がかかるものです。そこで、1つのキーボードを、MacとiOSデバイス間で共有できるMac用アプリの「1Keyboard」と「iKeyboard」を試してみました。
使用環境は、MacBook(OS X Lion) + Apple Wireless keyboardに、iPad 1とiPhone 4。日本語入力にはATOK2011を使用しています。
まず、下準備(Bluetooth設定)
あらかじめ、母艦となるMacとBluetoothでペアリングしておきます。
(iPadでペアリングがうまくいかない場合は、iPad側の設定からペアリングを行ったりすると良いかも。)
1Keyboardを使用するも・・・不発
まず最初に、フリーソフト(ドネーション)の「1Keyboard」を使ってみました。
しかし、ペアリングさせて接続までは行えるのですが、キーボードを入力してもエラー音が聞こえるのみで、キー入力がiPhone/iPadへ反映されず。色々試しても症状が改善しなかったので、使用を断念しました。(日本語入力がマズいのだろうか?)
とてもシンプルで、環境が合えば最高のツールになったでしょう。残念です。
iKeyboardで簡単に快適な環境構築
次に、MacAppStoreで配信されている「iKeyboard 」(850円)を使用してみましたが、これがかなり実用的なアプリとなりました。
こちらも使い方はほぼ同じで、あらかじめBluetoothのペアリングを完了させておけば、簡単に導入することができます。起動させるとソフトウェアキーボードが出現するので、それをアクティブ状態にしておくことで、キー入力がiOSデバイス側に反映されます。
MacとiOSデバイスとでキーボードが併用できる
逆に、他のアプリをアクティブにするとMac側のキー入力になるので、2つのデバイス間での面倒な切替が必要無く、併用することができます。(command + tabで切り替え)
これが、「iKeyboard」の最大のメリットかもしれません。
iKeyboard
ジャンル:ユーティリティ
バージョン:1.0.6
価格:¥850