結局、WWDC 2012では「iPhone 5」も「iPad mini」も発表されることは無かったものの、最新のiOSとなる「iOS 6」が正式発表され、開発者向けにベータ版(10A5316K)の配布が開始されました。
正式リリースは今秋となっており、「iPhone 5」はこれに併せて発表されると見られています。
「iOS 6」の目玉機能は何と言っても、Googleマップに取って代わる存在となったAppleの地図アプリ「Maps」でしょう。「ナビゲーション」「3Dビュー」「Siri」「渋滞情報」「ローカル情報」などの機能が備わっており、見た目においても使い勝手においてもGoogleマップに負けていないようです。
しかし、これには少し注意点があります。
まず、この「ナビゲーション」と「3Dビュー」という最も重要な機能は、iPhone 4S以降とiPad 2以降のiOSデバイスでのみ利用可能ということです。「Siri」においても同じで、こちらはiPhone 4SとiPad 3だけで利用可能。さらに、一部の機能は国によっては使えない場合があるということで、日本ではどの程度使えるようになるのか気になるところです。
なお、本日よりベータ版(10A5316K)の配布が始まったことで、実際にこの「Maps」を動作させている動画がYouTubeに続々とアップされていますので、参考にすることができます。