不正なCydiaアプリを使用して、紀伊國屋書店が販売している電子書籍を不正取得したとして、電子計算機使用詐欺容疑で2人の逮捕者が出ました。
2012年8月〜10月に、259点(20万円分相当)の電子書籍を不正にダウンロードした“電子計算機使用詐欺容疑”です。
電子書籍詐欺事件で逮捕者が出るのは、今回初めてのこと。
調べによりますと、逮捕された2人はクラッカー向けCydiaアプリの「iAPFree」や「iAP Cracker」を使用して、紀伊國屋書店の電子書籍アプリ「Kinoppy」で偽の決済を行い、アプリに電子書籍を購入したと認識させてダウンロードしていたということです。
紀伊國屋書店では昨年2012年 6~11月の間に、電子書籍3万6,000点(約2,170万円相当)がこの手口で不正取得される被害に遭っており、今回逮捕された2人以外にも、約160人分のIDから同様の手口で不正な購入があったことが確認されているそうです。
警視庁は被害額が大きいものから調べて順次立件していく方針ということで、今後、大量の逮捕者が出る可能性もあります。
- Source YOMIURI ONLINE
- 毎日jp