Seagateが販売しているワイヤレスストレージ3製品において、ユーザーには非公開の隠しrootアカウントが実装されていることが判明したと、アメリカのセキュリティ研究機関CERTが発表しました。
telnet接続でログイン可能なこのrootアカウントは、パスワードが「root」に設定されていることから、悪用される恐れがある(rootアカウントにログインされた場合、HDDに保存している全てのファイルの観覧・削除・コピーなどが可能)と警告しています。
非公開のrootアカウントが実装されているのは、ファームウェア 2.2.0.005 または 2.3.0.014 を適用している以下の3製品。
幸いにしてかなりマニアックな製品なので、実際にこのrootアカウントを悪用された被害に遭ったユーザーというのは居ないかもしれませんが、これらの製品を使っている人は、ファームウェアを最新バージョンの3.4.1.105 にアップデートすることで修正されるということですので、念のためファームウェアアップデートを実施しておいた方が安心です。
中○製品の安物PCやルーターなどで、意図的にバックドアが仕掛けられていたという話しはありますが、まさかSeagateまで・・・。やるにしても、せめてログインパスワードは「root」以外に設定して欲しかった。
- Source ZDNet Japan
- Source CERT
- Source Tangible Security
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- メーカー:SEAGATE