中国深セン市にある、とある市場に出店している“iPhoneの容量アップグレードサービス”をレポートした動画がYouTubeにアップされています。
これは、16GBの「iPhone 6」を最大容量の128GBまで格安でアップグレードしてくれるというサービスで、価格は16GBから32GBへのアップグレードが20ドル、64GBへのアップグレードは35ドル、128GBへのアップグレードは60ドル。以前、伝えられていたサービスと同種のものですが、同業他社が増えてきたからか、価格はかなりリーズナブルに設定されています。
今回の「iPhone 6」の他にも、「iPad Air」などでも同様のアップグレードサービスを受けることができます。
作業行程は、iPhoneを開腹してNANDフラッシュを取り外し、怪しい機械に接続。保存されているデータを吸い出して新品のNANDフラッシュにコピー。クローンを作成して元に戻すというもの。作業時間はわずか30分で完了します。
めちゃ怪しいサービスですが、交換用のNANDフラッシュにはToshiba製が使用されているということで、信頼性はそこそこありそうな感じ。
そして、ストレージ容量の増加よりも驚きなのが、この作業を行うと完全なクローンiPhone(シリアル番号、Wi-Fiアドレス、Bluetooth、IMEI、ICCIDが同一のもの)が作成可能だという点。データを完全にコピーしているから当たり前とはいえ、チョット恐ろしい話です。
当然このアップグレードを行うことで、Appleの保証やリコール、修理サービスは受けられなくなりますし、不具合が発生する可能性もありますが、それに見合ったリターンもそれなりにあるようです。
- Via 9to5Mac