一部のMacで、有線LANでネット接続ができなくなるという症状が報告されており、Appleはこの症状を改善する方法を公開しています。
不具合報告が挙がっているのは、2月のセキュリティアップデートを実施したiMacの一部機種。このアップデートで、イーサネットアダプターBCM5701のデバイスドライバが削除されていたことが原因のようです。
Appleが公開した文書によると、インストールされている「Incompatible Kernel Extension Configuration Data」のバージョンが3.28.1だった場合は、3.28.2へアップデートすることで復旧することが可能ということです。
バージョンを確認するには
- 「option」キーを押しながら Apple メニューから「システム情報」をクリック。
- ソフトウェア > インストール > Incompatible Kernel Extension Configuration Data
日付が最も新しいバージョンが3.28.1だった場合は、アップデートが必要です。
Wi-Fiに接続できる場合のアップデート方法
- Spotlightで「アクティビティモニタ」を検索して開く。
- アクティビティモニタで「CPU」タブを選択、検索フィールドに「updated」と入力。
- Spotlightで「ターミナル」を検索して開く。
- ターミナルに以下のコマンドを入力してアップデート。
sudo softwareupdate --background
- 入力画面が表示されたら、OS X ユーザの管理パスワードを入力。
- アクティビティモニタの softwareupdated プロセスの CPU 使用率がゼロに戻ればアップデート完了。
- Mac を再起動します。
ネット接続自体が行えない場合は、ソース元の手順に従って復元することができます。