蚊が媒介するデング熱やジカ熱といった伝染病の対策として、殺虫剤を使わない蚊の駆除装置「モスキート・キラー・ビルボード」を、ブラジルの広告代理店Posterscope Brasilが考案して実際に設置しています。
これは、二酸化炭素と乳酸を放出することで、最大4kmの範囲に生息している蚊を集めることができる装置で、夜間は蛍光灯ライトを併用して更に飛来効果を高めることができます。これに引き寄せられて集まった蚊は、装置の下にある穴から中に吸い込まれると、もう脱出は不可能。
乳酸をバラ撒くということで、近寄るとちょっと臭そうな装置ですが、看板部分は広告としても使うことができます。例えば、日本なら「虫コナーズ」やSHARPの「蚊取り空清」といった蚊にまつわる製品の広告看板としてこれを使う等々・・・その辺は広告代理店が考案した装置だけありますね。
ちなみに、この装置の内部構造を記載したpdfがクリエイティブ・コモンズライセンスで配布されており、自治体や個人で勝手に製作してもかまわんよという事ですが、肝心の詳しい情報や寸法などは記載されておらず、かなりDIY魂のある人しか作れない気がします。
ガワは木材でやるとして、ファンはPC用、CO2は水草用。
乳酸はどうするか?
ヨーグルトでいいのかな。
- Source Painel Mata Mosquito
- Via BBC News